七霞のお気に入りの歌一覧
まがね
隊列を崩さず今年もオリオンは冬の空へと帰ってらした
13
もっと見る
恣翁
樽に在る新酒に 艶は無けれども 酌めば 動きて光放てり
22
もっと見る
三嶋
長き道 転げた末に見つめ合い 違えたものを 愛でてみようか
8
もっと見る
三嶋
雨の夜 青信号のドロップが泣きたい目にはじわりと滲む
9
もっと見る
桜園
雑貨屋の二階の窓まで這う蔦の深紅に染まれり夕映えのとき
20
もっと見る
桜園
黄落をうながすごとく街路樹を冷たき風の吹きすさびたり
19
もっと見る
桜園
桜葉の散りしきる庭の片隅に返り咲きたる芙蓉一輪
18
もっと見る
桜園
突然に冬将軍がやってきて庭の紅葉も縮こまりたり
17
もっと見る
たんぽぽすずめ。
今はただ瀬の草むらに陽を受けて記憶が光るトランペットや
11
もっと見る
恣翁
華奢な身に 袖重たげないでたちの 秋気を浴びて 七五三かも
19
もっと見る
恣翁
桑の葉の緑濃き径 漕ぎゆけば 麦の畑に青嵐渡る
17
もっと見る
恣翁
海の底を吸ひ上げつがに 黒雲を巻き 竜巻の宙を昇れり
21
もっと見る
舞
呑むほどに酔いゆくほどに思い出はさ迷い出でる貴女のもとへ
4
もっと見る
三嶋
こぎ出せば すう、と体を吹き抜ける風がわたしか わたしが風か
3
もっと見る
恵
きっと今 泣きたいのですペダル漕ぐ我に離れぬ君と三日月
9
もっと見る
はな
想い出はセピアになったけど君の赤い自転車だけが鮮やか
4
もっと見る
いり子
匂いより音よりはやく立ち漕ぎの少年の目に海はとどいた
4
もっと見る
白亜
ビル群のラインおぼろげ ほろほろと明日を消しゆく雨の脚かな
16
もっと見る
南 骸骨
調整池絹布のごとし漆黒を袈裟斬りにした天の川かな
7
もっと見る
恣翁
初霜の降りて 病葉萎るれど 籬の黄菊 朝に清し
26
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
>>