五穀米のお気に入りの歌一覧
只野ハル
おかっぱの中学女子らがフェンス越えショートカットする帰り道
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恣翁
ハンメルの世界地図なる大陸に 牛の背の斑 実に似たるかも
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詠み人知らず
自販機のお茶がやたらと旨いから 独り暮らしが苦になりません
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詠み人知らず
何もせぬ理由を暑さに求めしも 冷房かけてやはり動かず
19
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ふきのとう
採れたてのトマトを手にしモデルにはどの個がいいかと品定めする
8
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只野ハル
まっまさかお風呂でお尻蚊に刺されシャワー弾幕すり抜けたのか
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紹益
艶やかな 君の黒髪 美しい 染めるなかれよ 曲げるなかれよ
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舞
鴨川に白鷺一羽ぽつねんと聞くや聞かずや祇園囃子を
9
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浅草大将
濁点のごとく降るあめたまの雨かさに凌げる道のあらじか
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あまおう
その雨は 土砂降りとなり きみのこと 見てる時より わくわくしてる
21
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紫苑
暮れなづむひとときを吸ふ花びらが薔薇のなかではいちばん好きだ
14
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小林道憲
アラビアの文字にも似たる形して 土用のうなぎ桶に踊れり
30
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紹益
片恋に 慣れ親しんだ 我なれど 一度くらいは 諸恋したい
15
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恣翁
間の抜けて聞こゆる 綿に包むがに くぐもる音の遠花火かな
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詠み人知らず
臥す吾子の声を聞きたし東京の 距離を怨みて胸もや深く
23
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紹益
朝六時 四方に響く 寺の鐘今日一日の 平和を祈る
16
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恣翁
じりじりと照らす日差しに しんとしたる気を削ぎ 蝉の睡たげに鳴く
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すばる
どうしても心晴れない日の為の小さな温室あなたもどうぞ
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美津村
右の翼光りし後に尾翼ひかり朝日の前を戦闘機過ぎき
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只野ハル
あずきバー午後一時半両親とかじりて少し汗が引きおり
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