床子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
菜の花の一面の土手染めているエンドマークのような落日
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裕二
ときめきとお砂糖でできたような子になりたかったよいまだに今も
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詠み人知らず
雪・雪・雪 落下し続け埋めるのは 雪そのものの汚れた白さ
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アナミ
集めれば切りが無いのでこの辺で落としていきます白い貝殻
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白亜
ささやかな桜シフォンのひとくちから 舌にほどける春はらはらと
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詠み人知らず
世のなかの傘になれよとお袋さん 破れています知ってるでしょう?
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たそがれ
この手には 何かを変える力など 無いから拳で自分を殴る
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詠み人知らず
何年ぶり? 落ち葉のうえを歩いたら 柔らかいんだ優しくなれる
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きたの小町
君コーヒー 我ミルクティーと いうような 小さなことから すれ違ってく
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諏訪真
散るを以ち花と成すなら雨塗れ花の腐しも春の姿よ
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れお
ピストルも核爆弾も使えない 全人類が両手を繋げば
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白亜
さよならの印をどうぞ鮮明に。三月の手帳になみだのインク
5
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山本左足
満たされず満たさずいつも揺れている揮発しやすいぼくらの内容物
3
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工藤吉生
すぐにまたけなされるのを知っていてほめられた時の笑顔が苦い
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詠み人知らず
鉄橋の下の川原に立ちつくすダークサイドに落ちそうな夜
4
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工藤吉生
真実をつきつけるならよく見なよ 君を優しく見守る嘘を
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日央
重ねれば 重ねるほどに 鮮やかになりてゆくから 「こひ」と云ふのか
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七色コイン
ただ僕はりんごが欲しく手を出した。禁の果実と知りながらなお。
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舞
何処へゆく白レジ袋棄てられてあてなき風に右へ左へ
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花鳥風月
酷いねと渇き笑いの君の横窓が招いた鈍い月光
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