白川剛のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
久々に漕げば子供へ戻りつつ実年齢に向かう自転車
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恣翁
漁る海も打つ田もあらず石巻(悠々) 瓦礫も山の賑はひなるらむ(恣翁)
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まるたまる
軒先の風船葛が膨らめば架空の土手で君と手遊び
9
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紫苑
十六夜の衰へそみぬ愛しきやし白磁の頬の歪みはつかに
8
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ケンイチ
かへる日はくれなゐに燃え良し悪しの隔ても失せて影の交はる
8
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悠々
漁り火の絶ゆればかなし海螢ゐのち仄かに波間かがよふ
20
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聴雨
十六夜の月に漂ふわびしさをひとり寝る夜の枕べに置く
14
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浅草大将
ゆく舟は浪間の波としら帆並み知らで数ます跡を引きつつ
16
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七色コイン
約束の数だけ生きて死ぬのならコーヒー牛乳まだ飲めるなあ
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光源氏
さをしかの入野にゆらく花すすき心に風のしむる夕べに
11
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たんぽぽすずめ。
低俗とレゲエをなじる君だって鼻毛がドレッドしてるじゃないか
6
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舞
見る人に影それぞれに差し照るも同じ一つの月のかわらず
5
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粕春大君
白銀の玉うさぎ跳ぬさざ波に風しずかなる久良岐磯浜
17
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聴雨
をりをりに絹雲まとふ月影に灯り落として親しむゆふべ
20
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浅草大将
もの言はで腹ふくるれば何うれし心憂さぎのもちつきの夜
24
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ケンイチ
真新し辺地の宿に空言の如きひかりの冴ゆる三五夜
14
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まるたまる
在る事に感謝をせよと記し置く欲しがる人はツキも見放す
8
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白亜
やはらかに光そそげよ きみの上 慕ふ思ひは闇にとけても
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七色コイン
枯れ葉散る白いテラスの午後三時赤塚不二夫は歌も天才
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光源氏
闇の夜の行く先知らず風の鳥文のならひのなき世なりせば
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