月澄のお気に入りの歌一覧
聴雨
くちなしの香に誘はれて訪ぬれば夜目にも白し絹の花影
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たんぽぽすずめ。
小粒でも多色きらめくオパールを贈れば君の幸も広がる
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紫苑
暮れなづむ湾岸線にひとのなく高架を照らす灯の黙しけり
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恣翁
じっとりと汗ばみ 火照る肌には 雨気を含む風ぞ重たき
26
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紫草
迷い来し揺らぎて誘ふほうたるの蒼い瞬き儚く消ゆる
17
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舞
地蔵仏誰が手向けか吹き返す風もて玩ぶ前垂れの赤
7
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聴雨
玉かぎるゆふべの涙けさの花うつろふ謎の君がまなかひ
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紫草
紫の草の根で染むこの糸の織り込む歌の季節の愉しき
24
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恣翁
玉の緒の いづれ果てなむ慣らひこそ 喜ばしむれ 巡る芽ぐむ季
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桜園
それぞれに重荷背負ひて生きてゐてそを少しでも分かちあひたし
38
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浅草大将
とんがればすぐ折れちまう鉛筆のしんどいだけだぜ硬派人生
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まぽりん
梅の花かざす乙女の袖濡れて止まず恋ひしき初雪ぞふる
108
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紫草
この年も番のキジは訪れて恋の季節を鮮やかに鳴く
16
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あまおう
休日の洗濯物と踊ってる舞踏会なら招待します
20
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あまおう
桜木はたわわな花を抱きしめて散らすまいぞと張りつめ健気
22
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光源氏
朧なる月に散りぼふ櫻花君がぬくもり慕ふ徒然
6
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半格斎
枝につくかがやう雪は切なくも げに吹き落とさむと風のにくさよ
7
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紫草
菜の花に胡蝶が遊びさくら咲く春を究めし今年のお庭
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舞
負け犬の遠吠えなるや愚痴ひとつ語るを聞くは妻有り難く
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浅草大将
み吉野を花の盛りに尋ぬれど世をさくら木のひと本もなし
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