しりかのお気に入りの歌一覧
紫草
遥かなる秋の高空望みしか真紅のダリア花を傾ぐる
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ふきのとう
幼子の運動会に手をとられ吾も走るや声あげながら
12
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falcon
あかね舞ふ空につばめの姿なく流るる雲をひとり見てゐる
11
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たんぽぽすずめ。
迷いつつ無駄な小枝を切り落とし作る楓と夏空の隅
21
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詠み人知らず
特急に少し遅れて飛ぶ鳥の 一途な羽根をじっと見ている
22
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inosann
母呉れし元気な頃の思い出の飴玉一個を捨てがたく持つ
8
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詠み人知らず
オルゴール開ければ今もここにある君がはじめて触れた雨空
31
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聴雨
東のやまぎは白く染めぬいてねむれる里の月はしづけし
17
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詠み人知らず
ぬけだした六時間目の図書室の星座図鑑で見ていた未来
47
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夏恋
あの人の噂を聞いて動揺すこんなに優しい君がいるのに
17
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舞
つき出たる吾が腹笑うその妻の余るわき肉摘み反撃
19
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たんぽぽすずめ。
身ごもりの妻を抱きつつ日傘して影ふわり立つ梅雨晴れの道
26
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もなca
草を刈る金属音のふと止めばしずかに満ちる鳥たちの声
29
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田中ましろ
一回のオモテの妻の攻撃が もう三時間続いています。
128
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遠井 海
キラキラと濡れた道路に柔らかな殼を踏まれてつぶれた蝸牛
7
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薫智
「さよなら」とおわりの言葉告げるよう絡めた指がほどかれていく
23
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シュンイチ
ひそやかなIFを残して去っていく君の行方をぼくは追えない
30
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詠み人知らず
山の端の向こうの虹がついてくる 新快速は 優しい速度
15
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光源氏
仄かなる夢の枕に焦がれども心はゆらく夜の螢火
19
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みやこうまし
分度器の半孤に伸びる空の虹移ろい変る街測りたり
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