高野鴨のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
花の香もとどまりあへず吹く風に真木のうら葉のさざめくを聞く
11
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聴雨
ほつれ髪ほどいて深きため息の寝待ちの月の影を慕ひて
13
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光源氏
吹けば散る夜のまにまの夢のうちにやがてまぎるる彌陀の御ひかり
7
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浅草大将
訪ぬれど深山隠れのほととぎす忍び音さへもなほ忍びつつ
17
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紫苑
現在なれば魂より歌ふ「別れの詩」抱きつ勧めし情人の酷しも
6
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聴雨
漆黒の心のやみも憂き世にも色添ふるごと花明りかな
14
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紫苑
地震ふるに黙し歩みし道はいま緑深みてさくら舞ひ散る
19
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詠み人知らず
松風のこゑにふるへてやまざくら散りしく道にかなしみを追ふ
23
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詠み人知らず
3倍に動ける指導者必要だ闇の宇宙にも輝き彗星
3
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詠み人知らず
ひつ袖に心ばかりを海人として恋わすれ貝漁る浜かも
5
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聴雨
春の夜半凍る痛みに堪へかねて永久の眠りを望むひとり寝
6
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浅草大将
いつしかに光り初めたる風吹けば命かぎりと花のきらめく
20
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詠み人知らず
夜半の海わびしき思ひ寄せ来して波のまよひに揺らく漁火
13
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ぐるぐるフルール
綻んだ花の数だけ微笑みを咲かせて欲しい春なのだから
16
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大獏
夢見てたおさなこころの箱庭の過去のなぞりし痕や積もるらむ
8
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聴雨
曼珠沙華紅ひと色に秋ともし居待月夜にしづかに燃ゆる
27
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恣翁
海原の 彼方に落ちる 夕陽を しゃがんで見入る 地蔵が四人
49
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聴雨
花のいろ春のひざしに日々映えて覚束なきはわが心のみ
11
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聴雨
春がすみ遠嶺は白く儚かり去年に抱きし夢の如くに
7
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浅草大将
ゆく末は風のまにまに青柳のいとしき方になびきてしがな
20
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