緋色のお気に入りの歌一覧
あまおう
Tシャツの深い貴女の胸元は まだまだ白くて夏はこれから
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紫苑
かたちなき読点ひとつゆらゆらと向日葵の立つ かへらな
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
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桜園
初花を楽しみいたる金柑にちさき実みつけ思わず声あぐ
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風橋 平
シガーキスそのささやかな秘密からこぼれた灰が襟汚しあう
12
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くるーぶB
自分なく 他人に合わせて 生きてきた私に尋ねる「何しにここへ?」
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詠み人知らず
賢しくば罪も非ざる有罪に酩酊憶えしあすの絞首
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詠み人知らず
ぬけだした六時間目の図書室の星座図鑑で見ていた未来
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
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どるちぇ
病室の窓には白き富士の山小さきことよと言うが如くに
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どるちぇ
長き髮ほどけば今宵ラプンツェルこの歌声は君だけのもの
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どるちぇ
雪です と打ったメールは送れずに携帯のなか積もりゆく 好き
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詠み人知らず
午前四時やっと眠りに落ちたこと 確認させる五時半のベル
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あまおう
珈琲の香りと僕の残像はきみの席にも揺らいでますか
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あまおう
まだ酒や女の子には興味ないあの頃もらったブランデーチョコ
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詠み人知らず
曖昧に重なる夢と現実を二人分けあう冬のラザニア
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桜田 武
「ペチャ、ペチャ」と乳を舐める犬の舌鼓心地よく朝の卓に響きたり
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たえなかすず
接近しもっとも短い線を引け(直線に名はつけなくてよい)
2
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真夏
左手に気泡の失せた砂糖水イスカの嘴はキャロルを歌う
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真夏
図書棟のあなた待ちたる呼吸音貸し出し禁止画集の褥
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