海生ろらびのお気に入りの歌一覧
舞
逝く人をふと思ひ出す五月雨に降られて歩く葉桜の下と
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あき
絶望と希望は双子の兄弟で母の名前は真実と云う
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浅草大将
戻らじと心定めて仰ぐ窓に夜業の燈ともる何故かさぶしも
20
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詠み人知らず
つとめてのくもれる空にまぎれつつわが月かげは陽のなかを貫く
17
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村木美月
同じ空見上げて指をかざしてた金の輪どうか私に降りて
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風蘭
部屋を射る揺れる日差しの増すごとにひかりの束と風にまどろむ
18
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詠み人知らず
つかのまのひかりは消ぬともこゑさらふ風はあしたの露みがくらむ
15
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光源氏
ながむれど我泣くこゑは風に消ゆ野辺の送りに光る白露
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芳立
熱がある息苦しいし今君の顔が見えるしきつと風邪だな
12
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恣翁
春風は 柳と別れ惜しむがに 手折りし後も 枝戦がしむ
15
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紫草
ああすればよかったのにと重き歩のその辻々に黄の花が咲く
18
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風蘭
背のびして宙をめざした指先が落ちて私はわたしにかえる
24
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紫草
もみぢの子稚き紅の羽根をもち風にのる日を夢みつ搖れる
17
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光源氏
流れての旅路の果てや草枕幾夜の夢を照らす月影
14
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紫苑
幼な日のこころ遥けし雲々をわたつて歩む雨上がりかな
17
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みやこうまし
端麗というには強きチュウリップ剣を腰に戦う姿勢
10
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紫草
あぁ今日もいろいろあれどひとまずはざんぶと浸かって洗い流そう
18
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風蘭
謝ってばかりだったね最後まで心に今も甘噛みの痕
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薫智
昔から理解しがたい人だったわからない程不本意な「好き」
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風蘭
雨垂れの催眠術につかまってあなたと過ごす刹那の旅路
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