沙羅のお気に入りの歌一覧
ペニーレイン
既に失いものの一つに君想う翔べぬ天使を抱く小夜曲
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浅草大将
時じくぞ雪間にひとつ咲く梅を声なくうたふうぐひすの影
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聴雨
でき立てのパスタに白くやわらかき陽だまり遊ぶ透明な午後
8
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恋花
息がきれ 感受性さえ薄れてく三十路ぞ老いのしるしなりけり
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恣翁
文机の花瓶に挿して 密やかに 香り混じれる 梅と水仙
23
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村木美月
会いたいと会いたくないの境目で迷っていますどちらもつらい
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シュンイチ
さよならを溶かしたような黒だった 飲んだらちょっとだけ甘かった
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まるたまる
こうなれば先に電話をした方が負けだと思うオマヘガマケロ
5
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紫苑
カーテンの僅かな隙ゆ忍び寄る霧に一人は独りのままに
3
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紫苑
滑りゆく指のたはむれ耳もとに貶むるかの睦言を聞く
14
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悠々
詠む歌の多さにおもふ君たちのそして私の孤獨の量を
44
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でくのぼう
朝燒けの雪にそまりし藁葺きの朽ちゆく農家哀しみ隱し
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紫苑
ひと晩で消えてしまった雪の上あなたを辿る足跡はない
17
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芳立
バイパスも雪に込められFMにカリフォルニアの夢だけが鳴る
13
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希
あたらしき一日の上を滑りゆくバターナイフで削られた朝
4
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とまと
あるだけの絆創膏で口塞ぐ 真っ赤な嘘が溢れる前に
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まるたまる
君の手は思ったよりも小さくて瞳の色より少し冷たい
7
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けにちん
たくさんのこいを経験したけれど故意か恋だか皐月なら鯉
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半格斎
あらたまのこの夜の月や色淡しわれに言問ふおだやかなれと
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シュンイチ
蹴りあげたサッカーボールはサバンナで2個目の土星になったらしいよ
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