恣翁さん
のうた一覧
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竜胆は じくじくしたる 沼の辺に 夢見がちにぞ 佇みにける
平成二十三年九月二十三日
15
一昨年の九月下旬に尾瀬に行った...
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千鳥鳴く賀茂の川原のゆふまぐれ(光源氏) 時代遅れの書生なりけり(恣翁)
平成二十三年九月二十三日
10
もともと数多く詠むことができる...
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今はただ夢見心地の伏見酒(光源氏) 明日は伏目のさけたき宿酔(恣翁)
平成二十三年九月二十二日
14
ついに駄洒落となってしまいまし...
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消えぬらし宮居にかかる夜半の月(光源氏) 巨椋の池ぞ見る影もなき(恣翁)
平成二十三年九月二十二日
14
水無瀬離宮にかかる月を映す巨椋...
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かなしきや影もとどめぬ増鏡(光源氏) 秋の夜長に勇魚吸ひつらむ(恣翁)
平成二十三年九月二十二日
12
増鏡を萬寿鏡という新潟県加茂市...
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しづの紐八十のちまたに解かまくも(光源氏)憂く惜しむべしくらう覚悟ぞ(恣翁)
平成二十三年九月二十二日
8
海石榴市の 八十の衢に 立ち平し...
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頁繰る 音すら消ゆる 圧力に 支配されたる 午後の図書館
平成二十三年九月二十一日
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日当たりの 好き廊下から 松林 越えて見下ろす 海は凪ぎけり
平成二十三年九月二十日
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数年前に社員旅行で伊豆に行きま...
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舟泊めし 渚日暮れて 果てしなし 天低れ月の 手に届くほど
平成二十三年九月十九日
16
舟を移して煙渚に泊まれば 日暮...
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世の中に 放り出さるる 直前に 躊躇したるか 青春の意思
平成二十三年九月十八日
20
大学院で1年留年しました。社会...
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蓮っ葉な 鼻にかかりし 声ながら 睫毛の影は 薄く揺れたり
平成二十三年九月十七日
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黙って髪を染めた娘を叱りました...
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夕闇は 潮の匂ひと 共に満ち 辺りに籠めて 二人を隠す
平成二十三年九月十六日
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昨夕竹芝に行く機会があり、そこ...
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薫く香に 酔ひ痴れたれや 目を閉ぢて 女の鼻翼 絶えず震へり
平成二十三年九月十五日
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漁る海も打つ田もあらず石巻(悠々) 瓦礫も山の賑はひなるらむ(恣翁)
平成二十三年九月十四日
16
連歌をやってみたいと書いたとこ...
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ラディッシュの 紅おどる 玻璃の皿 たまにゃ食はせろ 俺は肉食
平成二十三年九月十四日
12
悠々さんのお母様との連歌を見て...
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古都照らす 月は昔と 変はらずに 女牆を越え 夜更けにぞ来し
平成二十三年九月十三日
22
山は故国を囲んで周遭して在り ...
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唇を 引き攣らせては こめかみに 薄き汗さへ 浮かべし女人
平成二十三年九月十二日
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背を向けて 少女隠しつ 静脈の 仄かに浮ける 華奢な乳房を
平成二十三年九月十一日
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月白に 背く高殿 窓の灯に 覚束無しや 君が面持ち
平成二十三年九月九日
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高校時代に見た「ロミオとジュリ...
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満天の 星に学べり その炎 冷たく燃えて 煌めけるかな
平成二十三年九月八日
22
六千もの評価をいただき、感謝い...
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