恣翁さん
のうた一覧
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公園を 吹き渡りたる そよ風に 若葉揺らせる プラタナスの樹
平成二十三年五月二日
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神聖な 淡き光の その中に 群れて聳ゆる 針葉樹かな
平成二十三年四月二十九日
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ドライブの途中に立ち寄りました...
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喉奧に くぐもる声で 鳴く鳩は 薄日の影を 震はせて行く
平成二十三年四月二十六日
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日曜日に神社の境内で見掛けた光...
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残りたる 松の梢を 飇々と 鳴らして風の 吹き渡るなり
平成二十三年四月二十三日
23
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濡れ石に 続く噴き井に 点々と 疾うに落ちたる 白椿かな
平成二十三年四月十九日
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京の町屋の庭をイメージして詠ん...
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紫の 泥咥へたる つばくらめ 梁に来たりて また飛び去りぬ
平成二十三年四月十五日
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帰省した時に訪れた筍農家の土間...
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春の色 行く水のごと 過ぎ去れり 昨日咲きし花 残るは僅か
平成二十三年四月十四日
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一月 主人笑ふこと幾回ぞ 相逢...
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春さなか 湖を隔つる 山際に たなびく霞 夫も桜かも
平成二十三年四月十日
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海津大崎にドライブに行って来ま...
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稚児蟹は 眩く光る 洲の上を 右往左往と 歩きたりけり
平成二十三年四月八日
25
少年の日に親しんだ干潟の姿を、...
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ひらひらと 紋白蝶は 春の日の 光に銀の 粉を浴びたり
平成二十三年四月六日
23
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春風に 揺蕩として 柳絮舞ふ 是れ無情ゆゑ 行方定めじ
平成二十三年三月三十日
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二月 楊花 軽複た微 春風 揺...
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雨上がり 桜に魁け 花開く 白木蓮ぞ 露を帯びたる
平成二十三年三月二十四日
24
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払へども 身に纏はるる 梅の花 乱れ散り敷く 石段の下
平成二十三年三月十一日
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別れてより春は半ば、触目愁腸断ゆ...
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雪晴の 隣の屋根に 残りたる 雪に艶めく 大鴉かな
平成二十三年三月八日
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昨日、横浜の神奈川区にある現場...
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日陰なる 苔にも春は 訪れて 花小さくも 懸命に咲く
平成二十三年三月七日
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白日 到らざる処 青春 恰...
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夕暮れに 門を敲きたる そは誰ぞ 雨と詩人と 散りゆく桃花
平成二十三年三月三日
23
菘圃 葱畦 路を取ること斜めなり...
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寂しげな 微笑浮かべし 薔薇の上に 花弁雪の 蒼ざめて落つ
平成二十三年三月一日
29
昨日の午後、公園で真紅の冬薔薇...
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薄色に 水浅葱かは 襲ねたる 高野の山は 五つ衣なり
平成二十三年二月二十八日
24
週末に、奈良から高野山方面をド...
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桃の花 夜来の雨を 含みては 落つる花弁 掃くに能はず
平成二十三年二月二十二日
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桃は紅にして 複た宿雨を含み ...
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土州より 海越え届く 花信風 息吹ゆかしく 眉開かしむ
平成二十三年二月十三日
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「幸せの四つ葉は今も色褪せずあ...
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