恣翁さん
のうた一覧
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雪解けの緑の水に架かる橋 渡らば袖に梅が香滲まむ
平成二十五年一月二十三日
41
路 城南に近づけば 已に行くを怕...
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毛嵐の立つ寒き夜に 放歌すれば 白帝城に月傾きぬ
平成二十五年一月十八日
18
瞿塘峡口 水煙低れ 白帝城頭 ...
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山科に向かふ吾の 衣濡らしつつ 出発に降るしめやかな雨
平成二十五年一月十五日
32
昨日帰省から東京に戻る時の様子...
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落日の千切れ雲 背に 凧のごと飛ぶ鳶鳴けり 我が物顔に
平成二十五年一月二日
20
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木枯らしにぶるぶる滾り ゆっくりと 大き夕陽の山の端に落つ
平成二十四年十二月二十七日
18
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窓明く夜具さへ冷えて 時に聞く 竹の折るるに 雪積もるらむ
平成二十四年十二月二十五日
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已に訝る 衾枕の冷ややかなるを ...
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湖に 冷たき雨の降り頻り 水漲りて 天と分かたず
平成二十四年十二月二十二日
21
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風に舞ひ 地を這ふ音の蕭条と 朽葉響けり 冬の舗道に
平成二十四年十二月十三日
26
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落ち葉踏む幽き音に 微睡みを覚ます林の 有明の月
平成二十四年十二月十日
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垂鞭信馬行 数里未鶏鳴 林下...
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炊煙に 葉落とす梧桐 寒々と 柚子も色づき 冬来たるかな
平成二十四年十一月三十日
20
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霜風を帯びて 夜景に瀬の音の響き 頭上に 今し月在り
平成二十四年十一月二十八日
17
泠々たる寒水 霜風を帯ぶ 更に...
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舟歌に混じり 葉擦れのざわめきや雨音乗せて 西風の吹く
平成二十四年十一月二十六日
31
千里の長江 浦月明らかなり 星...
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霜の下り 色付く山に陽を浴びて 楢の樹肌は銀に輝く
平成二十四年十一月二十四日
29
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宮の灯に誘はれ 酔ひて彷徨へば 雁が音高く 月に声有り
平成二十四年十一月二十二日
33
霜落滄江秋水清 酔余扶杖寄吟情...
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寒鴉 背に乗せ 牛やゆっくりと 夕陽を浴びて 共にし帰る
平成二十四年十一月二十日
17
水は陂田を繞り 竹は籬を繞る ...
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刈り取られ 冬の色濃き稲田にぞ 落ち穂啄む鴉群れける
平成二十四年十一月十九日
27
朝の散歩の途中に見かけた1シー...
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一条の雲無き空に 鐘楼の 紅葉の上枝ゆ高く聳けり
平成二十四年十一月十八日
21
楼は倚る 霜樹の外 鏡天 一毫...
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アカマンマ 散り残りたる花の紅 水に寂しく映りたるかな
平成二十四年十一月十四日
23
アカマンマはイヌタデの別称で、...
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色付きし山に 翠の鮮やかに見ゆれば 夕に靄の籠むまじ
平成二十四年十一月十二日
22
秋山は余照を歛め 飛鳥は前侶を...
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霧雨に 暗き波頭の潮を追ひ 江を渡れば 雁が音頻り
平成二十四年十一月十一日
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呉頭 楚尾 路如何 烟雨 秋深...
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