紫苑さん
のうた一覧
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冬霞たなびく丘の彼方より飛行機雲は天に伸びゆく
平成二十二年一月五日
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病廊に冬の薄日は斜に入り負ふるいのちのはかなきを知る
平成二十二年一月五日
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冬闇に素足晒せばしんしんと鎖骨の窪み浸しゆく蒼
平成二十二年一月十六日
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永遠にひとも列車も来ぬごとくただ日差しあり無人の駅舎
平成二十二年三月十九日
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窓はじく指遠ざかり雨の手がさくら擲つ音あるかなきかに
平成二十二年四月十二日
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棘もたぬ身のかなしけれ木香の枝折るるほどに雨を容れつつ
平成二十二年四月十七日
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木香薔薇には棘がありません。
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桃潮のさかのぼりゆく夜の闇を統べゐる花と遠き海の香
平成二十二年四月十七日
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桜の花びらが散り敷いて川面を流れ...
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破れし翅つくろふ金粉を闇に撒き恋蝶の舞ふ夏の夜の夢
平成二十二年六月二十六日
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ご依頼があり、「夏の夜の夢」シリ...
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グワッシュの震へる線は伸びちぢみ二度あやまちの雲を象る
平成二十二年八月七日
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丸木位里さんの「原爆の図」をイメ...
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完徹のまぶたを冷やす朝風にひと刷毛まざるはつ秋のあを
平成二十二年八月八日
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昨夜は仕事で……。 夜明けの風...
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くづほれるピアノの悲鳴燃えさかる音楽室に世の終はり聴く
平成二十二年八月十七日
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メシアンの「世の終わりのための四...
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担ぎ手に子の姿なく炎昼は老いのこゑごと御輿をさらふ
平成二十二年八月二十二日
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召命がために生れしか御空より見守りたまへ深い河(ディープ・リバー)を
平成二十二年八月二十七日
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召命=伝道者としての使命を与えら...
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種ぐさの共に棲まへばひとつ輪に結ぼれてこそ生くる瀬もあれ
平成二十二年八月二十八日
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最低限の共通項がない場合には、生...
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漆黒の空いちまいに白文字の禁忌をつづる手ゆび美しき
平成二十二年九月二十九日
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はるかより貨物車のおといとなみは浄き静寂を侵しはじまる
平成二十二年十月十五日
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あるは白くあるは濃きこそ美しけれむらさきしきぶの実りたわわに
平成二十二年十月十七日
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蝶の道まちがひきつて美しや四肢を展翅の布に拡げたる
平成二十二年十一月二日
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「歌の世界に道徳観念を持ち込むべ...
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一幅の絵と語らひぬはつかなる聞き書きは我がいろに染むるも
平成二十二年十一月二十八日
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美術作品を観て歌を詠むのは、とて...
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逢魔が時こころ騷ぎをうつすごと白壁につたの葉かげ踊りぬ
平成二十三年一月六日
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直喩は使いたくないのですが、咄嗟...
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