紫苑さん
のうた一覧
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無精ひげ疎らなるまま午後ひと日憩へる君の喉仏見つ
平成二十四年二月二十九日
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真直ぐなる鎖骨もてわが賊が家の柱とせむか春嵐吹く
平成二十四年二月二十六日
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息をするやうに鼓動を合はせゆく小舟の乗りし波あやふかり
平成二十四年二月二十六日
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酸模を噛めば兆せるかなしみよ背を追ふひとの唐桟の裾
平成二十四年二月二十五日
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本歌: すかんぽの茎の味こそ忘...
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「久しぶり」離れば振り向かぬふたりげにやはらかき強がりをいふ
平成二十四年二月二十五日
4
ニコレッタの「再会」を詠む。 ...
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ふたしかな思ひの軸は傾ぎゆきバレエ人形しづもりて止む
平成二十四年二月二十四日
4
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企まず糸にし結ぶ玉水を掬うて落つるささがにの罠
平成二十四年二月二十四日
6
ささがに=蜘蛛。
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音に聞くニースの青の身を染めて人魚とならむひと夏の恋
平成二十四年二月二十三日
9
音に聞く=名高い。青の≒青は。 ...
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とき過ぎて逢ふ瀬の水脈も絶たるればいづこに寄らむ恋忘れ貝
平成二十四年二月二十三日
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おきつとり胸見る時のはや過ぎて肌触るるまに日も傾きぬ
平成二十四年二月二十二日
4
沖つ鳥…「胸(むな)見る」にかか...
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下世話なる目を避くるかに背を丸めうつむきつつも手を結びけり
平成二十四年二月二十一日
8
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謎めける陽炎おびつ密かごと思ひ出だせる真夜の微笑み
平成二十四年二月十九日
4
密か事=秘密のこと。
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劫罰よ下らば下れ今すこし生きむがために堕ちゆくを見つ
平成二十四年二月十八日
8
劫罰…永劫にわたる罰・責め苦。あ...
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花びらのひとひら落つるその刹那ひづめるままに輝かむとす
平成二十四年二月十八日
4
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天井にひかりの反射ほの見えて喫水線に滲みくる蒼
平成二十四年二月十七日
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吹く風に紅き蹴出しのほの見えて春の川面にさざなみ渡る
平成二十四年二月十六日
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いくそたび的を逸れしか擦りゐる疵のしみたりクピドーの矢の
平成二十四年二月十五日
5
いくそたび=幾そ度。漢字で書くと...
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ひそやかに春立ちぬらむ花細し葦牙のごと萌え出づるもの
平成二十四年二月十五日
6
はなぐはし…「葦」にかかる枕詞。...
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胸板のうすきを指になぞりつつ聞き負ふことのかくも重かり
平成二十四年二月十四日
5
聞き負う=自分のこととして聞く。
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滝つ瀬のはやき流れをいかにせむ延べらるる手の何処に誘ふ
平成二十四年二月十三日
8
滝つ瀬の……「はやし」にかかる枕...
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