KENさん
のうた一覧
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時を経て春の請戸へ帰る君 海へ旅立つ若鮭の如
令和六年三月十一日
14
来月、13年ぶりに請戸漁港(浪江...
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どこまでも行けぬ大人がどこまでも駆ける子を見る淡雪の道
令和六年三月一日
13
春の淡雪降る日、駆けてゆく子供た...
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春まばら 思ひもまばら まばら降る雨を見上ぐる木々の末影
令和六年二月二十一日
13
まばら降る雨を受けつつ見上げた木...
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この命縮めつ癒すモルトグレーン 呑めばおぼろげ浅春の月
令和六年二月十六日
10
先日の春爛漫を思わせるようなおぼ...
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冬桜春の隣は寂しさ隣 花一重やがては離る人と思ほえ
令和六年一月三十一日
10
ぽかぽか陽の中の四季桜を、。 ...
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暗闇を咀嚼す冬の蟲の音 雪に降り積む月の灯踏めば
令和六年一月三十日
12
月明かりの夜 踏む雪の音、。
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永遠の嘘が聞きたくて 薄雪のふく荒ぶ野にひとり逃るる
令和六年一月十七日
9
風と雪乱れる田園地帯にて。
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焙煎の匂ひ漏れ出づカフェテラス のどみし人の髪に午後の陽
令和六年一月十四日
10
街角のカフェテラス、、
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日常が日常である幸福が茜に染まる十六時半
令和六年一月十日
14
少しずつ日が長くなっていくのを感...
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疾風突く陽のみ変はらぬ前ヶ岳 瑠璃光の夢願ひ千年の
令和六年一月一日
11
元旦、約千年前薬師如来を本尊に奉...
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さめざめと過ぎし日乞へば月あかり かじかむ指に霜のごと降る
令和五年十二月三十日
11
年の瀬 月を見上げながらの帰り道...
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さて 零時 巡らす星とやみのあひ 人はいくたび生まれ変はるらむ
令和五年十二月二十八日
11
冷え込み厳しい夜半、星空を見上げ...
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柚子の香をかげば懐かし大勝軒 夢に木枯らし吹いてた街の
令和五年十二月二十三日
12
東京 笹塚駅前にあったラーメン屋...
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吸ひ込みてため息と吐く街のかど 逢魔時の聖者の歌を
令和五年十二月二十日
10
今時の夕暮れの街を、。
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ストーリーに子ら遊ぶ声まぜて読み ベンチでしばし我ハルキスト
令和五年十二月十四日
11
公園の日だまりで読む村上春樹の長...
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いーち にーい 咲き初む山茶花 子をあやす人と数ふるひなたのこみち
令和五年十二月十二日
11
山茶花咲く小径、柔らかな日差しに...
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冬枯れの疏水と櫻 そのたもと 久留米藩士の碑の影長く
令和五年十二月十日
12
田園地帯をMTBトレイル中に見つ...
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薮百舌鳥の哭のみし泣かゆ朝夕に いたもすなべなみ我の声かも
令和五年十二月七日
11
なんとなくの雑感。意味が通らなけ...
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五百年を戦い滅ばぬ星無く と 説きて燃ゆらむ ペテルギウスよ
令和五年十二月五日
12
冬晴れの夜、オリオン座を見上げな...
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枯るる山 透かし彩る虹越しに 今だ見ゆかも 昔の夢を
令和五年十一月二十九日
12
冬枯れの山肌に架かる虹を。
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