呉竹の憂き節さん
のうた一覧
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かりそめにこがねの魚をさこそ見め憂き世のかぎりすくはれもせぬ
平成二十七年八月十一日
2
掬/救
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わびあへず涙の滝の玉と散るしぶき心地に世を過ぐすかな
平成二十七年八月十日
4
飛沫/渋き
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下るやは猶し憂き世をふるさとに帰るたびにも同じわが身ぞ
平成二十七年八月十日
1
故郷/経る 旅/度
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月影や憂き世を今は厭ひ入る山のはと吹く秋は来にけり
平成二十七年八月十日
3
山の端/鳩吹く秋
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苦しみの海の世の中うらみつつうきわながらぞ沈みはてぬる
平成二十七年八月十日
3
浦見/恨み 浮輪/憂き吾
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連ねてもはかなきものはなかなかによろづは消たぬ光なりけり
平成二十七年八月九日
1
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わびしさの日ぐらしもるや人知れぬ山田のそほつだにも憂き世を
平成二十七年八月九日
1
守/漏
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憂き世にはあらしあき風吹きやまずなに今日ぞとてわが身おどろく
平成二十七年八月八日
3
嵐/在らじ 秋/飽き
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やすく散る木の葉も知らじわが来つるまどひくらぶの山路忘れて
平成二十七年八月七日
2
くらぶ(山)/比ぶ
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世といへばあるだにわびしながむるにもとの心は憂しを出づるや
平成二十七年八月七日
2
本意、そのものにつきづきしき様と...
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大空も憂き世の中よ白雲の道に入るとも消えてまた来む
平成二十七年八月七日
2
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見るかひも身のむなしきにくちなしや耳成山に憂きは逃れむ
平成二十七年八月六日
4
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世になべて及ばで過ぐる光こそ身のあり余る恨みなりけれ
平成二十七年八月六日
2
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かひなさをつとめてよりも恨むかな憂き身にてまためぐり来しとは
平成二十七年八月六日
3
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日を経つつなきこそまされ空蝉の世と思ふからに在難の身や
平成二十七年八月五日
5
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あしひきの深山をゆけどかひなきはよも渡られじ憂き身なりけり
平成二十七年八月四日
4
甲斐/峡 よも/四方/世
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わびぬともむなしき舟の綱手かはまたくるしみをおきつ白波
平成二十七年八月三日
3
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ながむればしひて涼しき行末は消えぬひむろに我ぞ住むらむ
平成二十七年八月三日
3
氷室/火室
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世にふれば浜の真砂もなき跡をそへ立ち返す和歌の浦波
平成二十七年八月二日
3
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波の花憂き世もかくぞ行末はあきなくてのみ月もめぐらむ
平成二十七年八月二日
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