呉竹の憂き節さん
のうた一覧
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頼まれぬ憂き世はよそとながめても月すむ夏の霜のさやけさ
平成二十八年六月十三日
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祈りつつ日ごとにかへるとこ夏の花は塵さへ光なりけり
平成二十八年六月十二日
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思ひやる神奈備山のほととぎす五月闇にも道しるべせよ
平成二十八年六月十二日
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今はただよるべの影に同じこと弓張り月をひくもひかぬも
平成二十八年六月十日
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音もせずもと隔てなく降る影は花こそ見ゆれ照らせ幾千代
平成二十八年六月十日
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おのづから立ち返りにき白妙の月も影そふ和歌の浦波
平成二十八年六月九日
4
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いつはりもまこともいづれ玉と見む今日またむすぶ蓮葉の露
平成二十八年六月七日
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光のみ身のゆくへにも篝火のかけて忘れじ蛍ならねど
平成二十八年六月五日
3
篝火/掛かり かけて/影
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このよだに明けても夢ぞ限りまで月は心にめぐりあふべく
平成二十八年六月四日
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みをつくししでのたをさもしるべせむ西の空なる月の舟まで
平成二十八年六月四日
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光源氏の卿の御歌「後に見む名残の...
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しをるともよそやなにはのあしからむ同じえによるよしとこそ見れ
平成二十八年六月四日
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何は/難波 悪しから/葦刈ら ...
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流れせで同じ心は淀川のよどみ果ててや後に見るべき
平成二十八年六月二日
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憂き世こそつゆ頼むかひなかりけれ待つより先の影は知りにき
平成二十八年六月一日
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五月雨の今日もふりにし身の立つ瀬あすかの川や淵となりなむ
平成二十八年六月一日
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かかれりと身をおどろかすしるべかな天の下にも紫の雲
平成二十八年五月三十一日
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思ふことよし野の川のたぎつ瀬はわたつ海にだにならひやはせぬ
平成二十八年五月三十一日
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捨てて猶同じ憂き身をともかくも影はてしなき縁に任せむ
平成二十八年五月二十九日
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道をのみ小塩の山の高きさへ神と守れる今日のめでたさ
平成二十八年五月二十九日
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小塩/惜し
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底ひなき谷に眺めて月はさぞ変らぬばかり嬉しかりける
平成二十八年五月二十八日
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見ぬまでも心を夏の夜となしていづくともなく宿す月影
平成二十八年五月二十六日
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