ななかまどのお気に入りの歌一覧
うすべに
さざんかの散り敷く紅に いつになくかわいい声でさえずるひよどり
11
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痴光山
児ら住まぬ辻のふらここの台押せば ぎこぎこ捩れ 嘆きの止まず
4
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滝川昌之
まだ壁で丸まりたがるカレンダーもう君の年背筋伸ばせよ
18
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小林道憲
骨太に孫の書きたる書初めの「おばあちゃん」と勢いのあり
7
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ハーコット
灰色のビルの外壁一面の冬枯れの蔦いと寒々し
6
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KEN
日常が日常である幸福が茜に染まる十六時半
14
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横井 信
いろいろな冬の野菜の畝の立つ通りすがりに畑の手本
11
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茂作
松の内仕舞ひて賀状を片附ける 貰はぬ人の今を思ひて
13
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舞
秘す人の名をつぶやきて夢にのみ触れて美し黒髪の君
9
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音蔵 雅秀
山肌に積もりし雪を強風が 芸術に変ゆ 旭岳風紋
5
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継海
荷台より蜜柑顔出すお昼前鏡のような空が眩しく
3
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痴光山
冬日受け吾は根にあらずと反り返る 「んだんだおめは 大根脚だべ」
4
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滝川昌之
次世代を賀詞交換に連れ歩くゆずり葉ごとき役目と知れば
16
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西手心黒
またひとり流れて消える昭和星コップにぬる燗うたはブルース
6
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うすべに
早起きのめじろの目指すろうばいに 続けとばかり梅のふくらむ
14
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KEN
大津波警報 逃げてください 連呼する 電波に重なる君の「つむぐ」が
10
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恣翁
雪の音を聞きつつ迷ふ 思ふこと 言はぬが花と弁ふべきを
14
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燕子花
白息の かつては色附く 寂しさも 今では見えず 口元緩む
4
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横井 信
真夜中の月のあかりに揺れている田んぼに延びる影に驚く
12
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茂作
冬うらら人は出で來て土起こし 春の野菜のそなへ始まる
12
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