横井 信のお気に入りの歌一覧
桃山
ぐずついた空と同じく鬱陶しい痛みと共に鬱に溺れる
8
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へし切
かりそめの借れる身なれば何惜しむ恋をし恋ひば孤悲死ぬるとも
17
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河のほとり
軒端より雲をしたひてゆく鳥の声澄みのぼる夕暮れの空
10
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河のほとり
常ならむ世にはあらしに花ちれば山はわか葉の色になりゆく
11
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桃山
好まない省略言葉の妊活をうっかり言って夫に叱られ
8
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音弥
心地よくパラつく雨に濡れながらマスク外して三キロ往復
6
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詠み人知らず
忙しき 毎日に体が 疲れきり バスに揺られて 行ってきます
4
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千映2
手に馴染む万年筆の愛おしく今日も右手にあなたを添える
7
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名鈴
皐月知る 山ほととぎす 鳴き上げて 庵の主の 行方尋ねよ
15
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御宿川蝉
花はゆき 山は緑にうつろへど 恋する想ひ 我は変らじ
16
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葛城
晩鶯の長閑き聲に目覺めては春の一日をいかに暮らさむ
14
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び わ
出会いあり小手毬の花チラチラと桜は散ってまた来年に
6
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灰色猫
もう先へ進めなくてもなぜ海は未知なる夢をくれるのだろう
18
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灰色猫
誰かより優れた人になるために描いた夢は芸術じゃない
15
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灰色猫
ジグソーの最後のピースをはめたとき誰かを失くした気がしませんか
15
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灰色猫
文明が生んだ思想と語るより野生の風と話がしたい
13
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灰色猫
風をうけ翼をひろげ飛びたいと願わないのは罪なのですか
13
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千映2
一度でも愛した人の死を知って悲しいよりも懐かしさ先
5
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桃山
お料理を褒められたのは久しぶり お世辞じゃない事直観で知り
6
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千葉 甫
問題は振子のように揺れながら落着くところへ届き始める
5
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