秋日好のお気に入りの歌一覧
灰色猫
牙を剥く台風被害畏れてか稲刈り終えた葉月の田を見る
18
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灰色猫
降りしきるこの雨の夜に誓います君を守ると強くなるよと
22
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へし切
夢さめて心の中に吹く風は夏の終わりの潮騒の音
26
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恣翁
蘆の穂の白きに 蓼も褪するまで 入り日の紅く 蜩の鳴く
15
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リクシアナ
台風をひとつふたつと数えつつポプラ並木の秋はふけゆく
22
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沙久
自分なりの帆を立て闇を切り開き 「風になりたい」を口ずさむ夜涼
11
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夢士
子等去りて風鈴の音耳に入り「お久しぶり」と「ふつ」とひと息
14
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沙久
「遺影には、これを」と付箋が示すのは きっと二人して 選んだ写真
17
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月虹
駆け足で過ぎてくひと日真夏日の暑さに負けぬスパイラルターン
31
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恣翁
遊びたる子らを 静かに 目を伏せて 笑みて見守る地蔵さんかな
20
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舞
老いたなと妻の寝顔に吾が時のゆくを偲べる酔い醒む夜長
19
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へし切
こうとしか吾が身をおけぬ不器用も誠至れば漢の本懐
29
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恣翁
落日の名残りか 赤きガンジスの雲 帆柱に巻き付けるかな
17
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みやこうまし
孤独死を愚かと思うか崇高ととるべきものか 答えに迷う
16
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舞
いつの日か回らぬ鮨屋いこうねと語りつ渡す給与明細
16
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舞
かき氷口を真っ赤に食む子らは楽しかるべし真夏あお空
16
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リクシアナ
迂回路の表参道 銀の雨 願も懸けずに本坪鳴らす
20
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リクシアナ
境内のきざはし下り神籤ひく槿ふたいろ雨にうつむく
25
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灰色猫
涼風が網戸を抜けて秋告げる虫の音連れて清かに囁く
25
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灰色猫
鮎狙う少年釣り師の傍らで白鷺一羽黙して立てり
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