横井 信のお気に入りの歌一覧
音弥
旅立ちはいつだったのかひっそりとサナギの殻の物陰にあり
16
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岩本菫
やわらかな朝の光に溶けていく私の心どうぞよろしく
12
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桃山
窓かけも間仕切りも初夏の色合いに溢れる部屋に早起きをする
7
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詠み人知らず
蝉時雨 遠き森の 虫取りに 騒がしく鳴く 蝉をはずして
5
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び わ
紫陽花が色とりどりに咲き誇り梅雨入り遅く日照りに耐えて
5
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舞
道端のゴミ捨て場にも生きてある草のひと叢花の一輪
9
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武蔵野
眠れずに 朝を迎えて 贅沢な 鳥の鳴き声 響き渡って
12
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岩本菫
最近の若いひとつてさあと言う吾子よあなたはまだ八歳よ
6
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音弥
退社後は車屋に寄りツタヤに寄りスーパーに寄り居酒屋に寄れず
8
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へし切
切なきとひとり老い身を嘆きつつ詮無き今日のひと日を生きる
16
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KEN
あぢさゐは まだ若緑 木漏れ日に 彩爲す夢を 丸くふふませ
17
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名鈴
木にあらば 葉ごとに思ひ 刻み付け 降り積むほどに 君に届けむ
13
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うすべに
白い風 そうめんゆでる肩越しに目覚めた合歓のまつげ揺らせる
12
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滝川昌之
枝熟れの 枇杷の柔肌 乙女子の 墜れば傷む 覚悟を秘めて
14
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ななかまど
キビタキはわれのあしおと仲間とて里から森へたどる午後の日
10
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岩本菫
吾子が手紙に添えた押し花を栞にしてくれた心ほんわか
6
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灰色猫
無常だな心も体も老いてゆくもっと綺麗になれそうなのに
8
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名鈴
すげなしと 君は見るべし 長き根と 乱るる葉のみで 花もなければ
11
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橘
除湿して部屋着でくつろぐソファベッドあれば暮らせる屋久島でさえ
8
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草木藍
久々の雨に紫陽花嬉しげで傘さす人も少し笑顔で
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