詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
桐生賄
台所 室内温度 三十度 夕飯仕度 したくないなり
15
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リクシアナ
境内のきざはし下り神籤ひく槿ふたいろ雨にうつむく
25
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リクシアナ
迂回路の表参道 銀の雨 願も懸けずに本坪鳴らす
20
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灰色猫
アスファルト踏み潰されたる甲虫のあはれなるかな死骸の光り
27
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灰色猫
ユリの木の枯れ葉しゃくしゃく踏み潰す風神もたらす初秋の葉色
23
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灰色猫
鮎狙う少年釣り師の傍らで白鷺一羽黙して立てり
30
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灰色猫
涼風が網戸を抜けて秋告げる虫の音連れて清かに囁く
25
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林林
旅先で厳しき自然ありのまま資源と為せる智恵と努力と
19
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舞
いつの日か回らぬ鮨屋いこうねと語りつ渡す給与明細
16
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舞
かき氷口を真っ赤に食む子らは楽しかるべし真夏あお空
16
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たぐい
「嘘で良い」という私の嘘見透かしてグラスの中で溶け消えた恋
3
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秋日好
手動式かき氷器に使われた氷塊はもう手に入らない
6
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絮谷新
アラスカよ流氷抱いて海豹の白夜に眠る百年の孤独
7
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舞
かき氷口を真っ赤に食む子らは楽しかるべし真夏あお空
5
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林林
氷柱に閉じ込められて咲く花は至高の姿しばし留めん
6
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呉竹の憂き節
夏ごとに涼しさは猶契るかなとけぬならひを氷室にぞ見る
4
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Chico
我儘に奪ひ去られし彼方にて冷たく笑まふ 僕のエウロパ
6
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麻
薄氷を踏み迷ふがに行きながら夏の陽射しを頼む愚かさ
8
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鈴木たとえば
散髮を終へて風へと近づゐた弟の噛むかき氷、夏
7
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Chico
送り火に我に返つてよみかけた「異人たちとの夏」閉ぢる 了
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