詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
バスタブで大きく息をつく度に 動けぬ母に 謝っている
16
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舞
出前持ち雨降る日にも雪の夜も寿司を運びて卒業したる
1
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朧月
煙草の香にがてなわたし気遣って風下遠く立つきみが好き
7
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灰色猫
ひとりでは生きてはゆけぬ人の世で手を差し伸べるあなたがいること
30
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西村 由佳里
なんとなく入ったお店で見つけたの夏でも秋でも着れそうな服
6
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詠み人知らず
水はじき夏の終わりを惜しむよに子等の歓声飛び散るプール
19
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林林
美味しいとあなたが言うまで調味料加える毎にお味見頼む
16
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たけくらべ
立ち飮みの常連客の戲言を「まあ、一獻」と酒で默らす
12
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麻
もろともに絶えて久しき思ひ川あともなき瀬に水や流るる
20
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麻
露の身にかかる長雨をこの月はことに愛づらし紫陽花の苑
3
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桜田 武
孫の覚えし言葉を聞くが楽しみ中には「ばばあ」とありて仰天
8
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桜田 武
土砂降りの電線に並ぶカラス群自然の難に耐える逞しさ
8
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呉竹の憂き節
身の憂さに秋の初めは思ひつついづくも同じ御影とや見む
5
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河のほとり
問へばただ遠きむかしを風かよふ小笹ばかりぞそよと答ふる
22
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林林
メモ紙にも種袋にもなれねどもごみ箱 飛行機 紙鉄砲に
16
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へし切
川風の涼しくもあるかおのづから ひぐらし鳴きて秋は来にけり
24
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林林
ミニトマト葉は枯れ実はくすみかけても夏の名残に命を燃やす
20
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夢士
塩茄子のキュキュと鳴りて秋の音毎日二つベランダ菜園
17
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夢士
だだ茶豆右手に置きてビール飲む季節移ろひ寄する豆の香
17
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コーヤ
早咲きの黄花コスモス風に揺れ可憐な夢を秋に繋げて
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