コタローのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
トロよりも赤身を好む齢には暦に迫る霜降りつらし
21
もっと見る
可不可
台風の二番煎じか秋雨よ 溢れる水に水を継ぎ足し
4
もっと見る
可不可
真夏日は耳まで涼ませてくれた噴水いまは素通りされて
4
もっと見る
可不可
ハイドンの告別さながら一日また一日ほそりゆく蟲の音
7
もっと見る
可不可
外人さん立ち止まってる赤信号 わたしが無視する訳にも行かず
4
もっと見る
うすべに
店先に新米ならぶ窓の外 甲斐なく伸びる刈田のみどり
9
もっと見る
詠み人知らず
明月の周りの星の靜かなる刈田の月夜に蟲の音ほそく
14
もっと見る
詠み人知らず
咲き滿ちて夕ふべ紫苑の淡き影日々いつくしむ君を忘れず
19
もっと見る
詠み人知らず
秋袷(あはせ)母の針目のこまやかに噐用なまでに心つくして
16
もっと見る
詠み人知らず
夜の冷えて弓月白き路地通りひびく靴の音家路を急ぐ
16
もっと見る
灰色猫
三人で知恵を絞ってみた結果やはり筏は二人までです
18
もっと見る
灰色猫
人間が人間である証明にぼくらは服を着るのでしょうか
17
もっと見る
詠み人知らず
籾を焼く豊穣の香り立ちのぼる秋の吉備路は夕焼け小焼け
15
もっと見る
詠み人知らず
密室の力学いじめの一丁目加害者四人教師失格
15
もっと見る
翠燕
澄み渡り 雲一つなき 青空の 晴れゆく心 富士の山見て
12
もっと見る
翠燕
夕暮れの 風受く縁側 畑見ゆ 座して草取り 祖母の亡影
13
もっと見る
へし切
うなる風ひとり不安な夜を過ごす灯る明かりに己を鼓舞し
13
もっと見る
滝川昌之
縦横に字幕途切れぬテレビから台風一過の爪痕を読む
20
もっと見る
うすべに
嵐去る 透ける月夜の肌寒さ 泥にまみれた嘆きのこして
9
もっと見る
源 漫
小春日の朝陽浴びつつ黄に枯るる芝生に立つは鳴かぬかささぎ
2
もっと見る
[1]
<<
80
|
81
|
82
|
83
|
84
|
85
|
86
|
87
|
88
|
89
|
90
>>
[607]