詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
命令を失い彷徨うロボットが人を夢見て恋を夢見て
19
もっと見る
aki
カフェオレの甘み廣がる脣に別れの空氣沁みて溶けゆく
10
もっと見る
たけくらべ
夕されば心に浮かぶ於母影を恋ひくれなゐの空は暮れなむ
21
もっと見る
みなま
お誕生日おめでとうって言う母よ母であるあなたもそうですよ
10
もっと見る
西村 由佳里
椅子に背を預けて無理な姿勢とる汗のしたたる先生まねて
6
もっと見る
詠み人知らず
いつしかに蜻蛉の群にむかへらる彼岸詣での墓參道ゆけり
14
もっと見る
詠み人知らず
台風は事無く過ぐも曇天の野路に鮮やか灯す曼珠沙華
17
もっと見る
aki
歌を詠む祖母の思い出尽きかけて追ひかけるよに短歌始める
9
もっと見る
環
池の面に蓮の花びらとどまって静かに夏が終わろうとする
9
もっと見る
桐生賄
お日様が 顔出し吾も 張り切って 掃除・洗濯 衣替えなり
18
もっと見る
美津村
産みしより髪をつくらず化粧せずありのままなる妻となりゆく
9
もっと見る
リクシアナ
秋浜の波のすさびに削らるる貝殻幽けし砂となりゆく
27
もっと見る
リクシアナ
霧の底深く野仏に紫苑寄り添う 放射冷却の朝
16
もっと見る
工藤吉生
孫どころか子も妻もなく取り出した定規で背中がしがしと掻く
10
もっと見る
秋日好
繁忙期契約庭師が去っていく後に残るはまたこのメンツ
18
もっと見る
秋日好
目覚ましが鳴っているのに知らんぷり妻に止めさせうにゃあと笑う
14
もっと見る
舞
いさ魚取り淋しくあらな波高み濡れ待つ妹を隠す海原
11
もっと見る
Chico
つんとして高値の傘が並んでる 出世してやるちょっとまったけ
17
もっと見る
Chico
吾は今日ナスカの大地に印すのだ飛び去る愛に報いるために
17
もっと見る
Chico
「ジルヂチチ」エンストしたか蝉の音 燃え尽きるまで夏のエンジン
17
もっと見る
[1]
<<
813
|
814
|
815
|
816
|
817
|
818
|
819
|
820
|
821
|
822
|
823
>>
[965]