詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
aki
託されて荷を背負ふやうな人生に父の命はカタと轉びぬ
13
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芳立
彼の岸の心かかりて称ふればいかでか白き道をわたらむ
13
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林林
海旅し激流潜り戻り来る鮭をあなたは凛とさばきぬ
17
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麻
激つ瀬の早き秋雨さめやらで燃ゆる火を置く彼岸花かな
25
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猫の尾
酔い蕩れに 燗々つけて 甘き夜 酸痺れ熔け 熱きや温き
6
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北窓
悲しいも寂しいさえも言えなくて酔いに任せて文字を吐き出す
11
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舞
鈴虫の声を肴に一杯の酒酌む夜の秋は更けゆく
14
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コーヤ
海に浮く自然輝く初島で永久に似たる瞬間を過ごして
17
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コーヤ
陽光と潮の香 波の 音に触れ歩きゆく時 ゆったりと流る
21
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夢士
さよならの言の葉浮かべ先にゆく楽しきことを胸に抱きて
20
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詠み人知らず
手折れども曼珠沙華まだ赤く燃ゆ この心何故あたふたしうる
6
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呉竹の憂き節
いつとても映る御影の夜昼を隔てず同じ道をこそ行け
9
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ひの
特別な夜になったりしないまま十五分後に三十路の私
9
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葱りんと
シソの葉を 醤油に漬ける にんにくと 清涼な香 白米どこだ
14
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絮谷新
忘却の流れを染むる曼珠沙華水藻に絡む櫛を贄とす
17
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沙久
好きなだけ積み重ねさせてこの想い 君と誰かの「声」消すために
11
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へし切
妹が香にあらぬものゆゑ藤袴 来る秋ごとに偲ぶ面影
25
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灰色猫
致死量に至る恋路を患って互いの血と血で温めあった
21
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灰色猫
曇天の野路に一輪忘らるる太陽としての曼珠沙華
24
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灰色猫
雪山に恋をしたのさ吹きすさぶ嵐に消えたあいつとピッケル
18
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