詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
五穀米
幾年を経れば心は安らぐか己が受難は忘れざること
10
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詠み人知らず
優しくて悲しくてやがて骨になり 人はそれまで愛しつづける
16
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片栗粉
朝四時に虚しさ引きずり起き出して除雪の夫婦の無言の絆
11
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ふきのとう
にこやかに友は話せりわが歌を新聞で目にするよろこびを
21
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夢士
君が今「おいで」と言ってくれたから迷うことなく「うん」と応える
5
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夢士
いく年も冬の寒さを耐えぬきて古木の内に秘めたる力
4
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夢士
寒のうち川面にひかる陽を浴びて数多の鯉の泳ぎいる様
5
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へし切
夫源病 その意を知りて言葉なく男は辛い女は哀し
18
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日向猫
新牛蒡の香り引き立つ胡麻油 春の歯応え口中に満つ
24
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みなま
三日月よ今日のかなしみすくいあげ西の彼方へ届けておくれ
20
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詠伝
きょうだいでどんな悪戯しかけてももうきけないの貴方の「ばかもん!」
9
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inosann
嫌な奴を「いやだいやだ」で膨らんで心の中のモンスターになる
12
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へし切
知らぬ間に三千のポチ頂いて奮い立たすは言の葉の道
26
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詠み人知らず
一月が急ぎ足にて駆けてゆく心残りを置き去りにして
6
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想野
散り残るもみじ葉ひとつ湯けむりに見上げる頬を打つみぞれ雨
6
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舞
休日を妻と語りつ一冊の本読み終える日暮れかな
7
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からしニコフ
ふかふかの布団と林檎コンポート娘が「しあわせ」と呼ぶものふたつ
5
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平 美盛
せいめいは愛に生まれて愛に散る天に捧ぐか悪魔に売るか
4
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みやこうまし
忍従を奥底に秘め介護する心に咲くやエーデルワイス
18
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へし切
黄水仙 嫌よ嫌よと横を向き何故に意地悪風と戯る
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