コタローのお気に入りの歌一覧
灰色猫
きらきらがクラスの女子に伝染しニックネームが王子となった
14
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舞
母を呼ぶ仔猫なく声何処からか音にはならぬ胸の闇から
7
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恣翁
酔ひ醒ます不忍池に 破れ蓮の 夜風に鳴るを 寂しく聞けり
13
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里香
ふれるもの すべて凛と冷えわたる朝 風よ吹き去れ 朽ちし我が身を
9
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滝川昌之
金木犀 工事フェンスに隠されて匂えば過ぎ行く者 不思議顔
15
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神戸風見鶏
木犀の青き花芽の集ひをり 迷ひの果てに心開けず
20
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神戸風見鶏
祖父の手と結ぶ童女の聲聞こゆスキップ蹈みつつ「葉っぱが一杯」
19
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神戸風見鶏
道沿ひにたわわに實りし土佐文旦 ナイロンネットの薄ら寂しき
15
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神戸風見鶏
朝な日に樂に寄せきし我が魂を日暮れて奪ふ言の葉の珠
14
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神戸風見鶏
何思ひ何語らふやゆらゆらと泡立草とすすき集ひて
16
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神戸風見鶏
友が逝く病に倒る空のうへ故國への思ひ如何ばかりかと
16
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夕夏
よふかしができずけんこうせいかつもてもとがみえずいらいらのひび
2
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夕夏
ふっきゅうもみなもまちなみこうりょしてげたをあずけずちすいたいさく
2
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夕夏
ひだまりにじっとみをおきゆめをみるわざわいというじかんのなかで
5
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夕夏
れきだいのおうのさくしゅにかんがみてたみにしはらいのぞめぬことよ
1
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夕夏
おんだんかじねんどいこういやましてふうすいにみるせんたくのよち
3
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源 漫
片里の道辺の土に物深く掘れば頭の無き仏かな
2
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源 漫
霜降るる寒き砌にひとり居て冬の月夜の明らむを待つ
3
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源 漫
川水の面に清けく澄む月の影を小波にうすく印さむ
5
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ななかまど
明日のこと疑わざりしを台風よ箸を持つ手の今朝の重たさ
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