詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
絵馬を手に亥の年来るを数えつつ歩を進めゆく老いの坂道
14
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KEN
たましひを 何處かへいざなふ 白き羽根 ひとひら舞ひ落ち 朝霜の上
8
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萱斎院
あらたしき春の松が枝ひきむすび 真幸くあれとかざす草の戸
12
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うすべに
初春の祈りをのせたけむり立つ 薄らぐ空に水煙の乙女
10
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滝川昌之
子ら揃い妻を囲めば福々し弁天様に新春の笑み
14
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滝川昌之
風が打ち打たれるほどに上りゆく糸も気にせず飛べ吾の凧
13
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名鈴
名も知らぬ 流浪の民を 助くるより 国辺の妻を 顧みよ夫な
13
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里香
それでもね 傷ついてもね 歩いてね 生きて死にゆく意味を見つける
8
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KEN
人影は 湯氣の衣を 羽織りけり 暮れる年の瀬 波來湯の小路
12
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名鈴
昔より 造ると狂ふは 断ち難く 結ぼほるとぞ 空恐ろしき
12
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蔓葵
星の命ほのぼの弱る冬の夜にむかしも今もしら雪ぞふる
10
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リクシアナ
煽られてよろけて仰ぐ師走空暦ばかりの一年がゆく
19
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ななかまど
平成の備忘録かき終わるとき災禍の記憶集まりて来ぬ
10
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ながさき
厳寒の 冬も必ず 春となる 冬が秋へと 戻ることなし
12
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横井 信
紙を切るハサミをじっと眺めつつしずかに過ぎる年の瀬の雨
10
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KEN
ぬばたまの闇につぶされ あかねさす陽にみかぎられ されど生きてむ
10
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KEN
暮古月 燈りを探す 魂ひとつ 寒き靴の音 路に殘して
11
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恣翁
城址に立ち 碑を あかあかと染むる夕陽を 望みたりけり
14
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舞
思い出は秘められたまま在れば良しときに浮かべよ酒の水面に
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ななかまど
母の味おぼえし杓子手にとれば箸のすすむや切り干し大根
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