詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
春風に背中を押され歩くなら道端に咲く花におはよう
16
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恣翁
朧月 夢に契りて 名を呼べば 菜の花の黄味 清かに見ゆらむ
18
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夢士
里山の春の土産や朝採りのほろ苦き香の蕗の薹食む
19
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藤久崇
雨過ぎて 立つ香を端に 聞くからに 諾こころよく 花は生うらし
9
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可不可
膝枕とは言ふものの昼寝には膝より上の方が柔らかい
7
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詠み人知らず
ひと括り八白土星は大雑把異論反論我物申す
9
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滝川昌之
春球場 ウグイス嬢が次に呼ぶ「四番、ピッチャー、ソメイヨシノ君」
20
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煩悩
もう森だとか迷わなくていい海だとか潜らなくていいドミノ・ピザ走る
5
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KEN
夜叉五倍子と 雪消の水を 仄搖らす 何處ともなし 河鹿の戀歌
16
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へし切
霞立つ野辺のけしきの土筆つみたる里の春し思ほゆ
21
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横井 信
踏み込んだの春日をまとう草むらにそっと隠れる小さないのち
16
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藤久崇
冬を堪え 倦まずて春に 咲く花の 清きうらこそ 身には持たばや
11
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夕夏
ほうのなりたちをしらないさいばんかんがてんびんぼうをかついでる
4
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灰色猫
お薬が救いであってもお薬が癒やしであっても壊れるからだ
13
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夢士
空青き白木蓮の咲き出づる里山の春孫の卒園
11
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うすべに
夜の駅 似た足音に振り返る きみの背中をまた探してる
13
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行宮偏(仮之名)
この一夜これなる月の昇りきて 春の朧を明かにせんか
9
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可不可
脚が長くても短くても二人あるくリズム揃って来るね
7
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滝川昌之
シェルターのようなもんだと職員が表札のない母子棟護る
16
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幸子
川岸に伸びる松が枝のぞむ窓もはや故郷となりし喫茶店
15
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