滝川昌之のお気に入りの歌一覧
鷹枕 可
鳩少年郵便脚夫をまちがてに柴咥えつつ家をいでたり
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舞
五月空果てまで広き草原に草食む馬らのたりのたりと
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綴迷停
したい事出来る事とのそのギャップこの差を埋めるは容易ではなし
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び わ
火の元を注意してねと家内言う再入院で心を配り
6
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横井 信
雨の降る朝の時間を誤魔化して磨りガラスから溢れるひかり
9
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草木藍
早朝に耳を澄ませば名も知らぬ鳥の鳴く声様々ありて
5
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うすべに
うす青の虚空をつかむ葛の蔓 梅雨の晴れ間によすが求めて
6
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へし切
逝きし君 残れる吾もいずれ逝く 終の棲家は同じ奥津城
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KEN
印相を ほどゐた指が たはぶれて むすぶ花かは 絲にひとひら
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可不可
ひねもす雨うすら寒くて 毛布も重ねて見たら 火照る夢
6
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河のほとり
夕づく日ほのかに照らす山々の静けきままに今日は暮れゆく
9
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河のほとり
さみだれの雲も晴らさぬ夕風ぞわが物思ふやどに音なふ
6
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河のほとり
もらさじと袖に涙はつつめども思ひ満ちたるさみだれの空
10
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河のほとり
この頃はあやめも分かずほととぎす今を昔と思はする声に
5
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河のほとり
世をいとふ峰のあらしも花を想ふ心の塵は払はざりけり
10
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ななかまど
朴訥と昼のホームに横たわる駅に似合いの北のディーゼル
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千葉 甫
朝の窓開ければ今日も聞こえてくる昨日と同じ雀の声か
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谷村思亜
苦しみに 今にも脱皮してしまう 何かに変化するというのか
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名鈴
執念しく 掻き集むるかな 世の宝 海山あるも 物ともせずに
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び わ
紫陽花が色とりどりに部屋飾り梅雨のひと時心和ませ
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