滝川昌之のお気に入りの歌一覧
名鈴
金色の シャンパンの中を さくらんぼ 泡を纏ひて 浮きつ沈みつ
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へし切
しとしとと降るは昔の梅雨のこと今は眺めの風情もなかりき
13
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御宿川蝉
屆く日も知らぬ手紙を 待ちわびて 夕暮れの鐘にほととぎす鳴く
11
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び わ
手話と言う聾者の言語奥深し手と顔合わせ更に指まで
5
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綴迷停
負け戦知りつつ挑む愚かさも何もせぬより美学がのぞき
2
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あぶく
二杯目のペリエの泡に消えた恋 わずかな水を杯にのこして
13
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KEN
舞ふ神の 佐久久斯侶なり ちさ吹かれ 鳴けよ響けよ 人の岩戸に
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岩本菫
吾子が今日ピアノレッスンついてくる「練習しなくちゃ。はじめまして」
6
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横井 信
今日だけは朝のペースを変えてみる一本早い通勤列車
12
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うすべに
曇り空望遠鏡にため息のきみなぐさめてほととぎす鳴く
6
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へし切
国民に 我慢の日々を強いてなほ 五輪とは 誰の何の為なるや
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うすべに
身を思う 枯れ果てた木に寄りかかる定家葛の花の香りに
7
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谷村思亜
悲しみの海の深くに潜るらむ 蒼き冥さに溶けて消えゆく
6
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詠み人知らず
ヤンチャした 懐かしき日々 思い出す 太陽みたい 激しく明るく
4
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ななかまど
クローゼット湿りてきしむ芒種頃季節を出して季節を仕舞う
10
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へし切
あぢさゐの淡き四葩に花の露 置きて艶めく吾が宿の垣
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詠み人知らず
文がなく 顔文字だけで くるメール 想像しつつ 今を打つ返信
6
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び わ
朝が来た今日も元気に一二三と気合を入れて寝床を離れ
4
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岩本菫
滑り台てっぺんで「あっこあっこ」抱っこせがむ吾子高い高いを
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横井 信
繰り返す不安をぐっと押さえ込み今日もゆっくり雲を追い行く
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