御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
痴光山
土手を来る幼の二輪はぐねぐねと「速いね」「うん!」もっとぐねぐね
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恣翁
花の香の夢を惜しむか 樹々の葉の匂ひを運ぶ初夏の朝風
11
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茂作
鉢二つ貰ひて外に竝べけり 咲ゐて知れるや薔薇の赤白
13
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うすべに
みささぎの水のかおりに誘われて みどりの森にほととぎす鳴く
9
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茂作
あぢさゐは咲きて桔梗は膨らみぬ なお短きは朝顏の蔓
13
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灰色猫
種を植え水を与えて見守った花が黒でもきっと眩しい
11
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灰色猫
風になり遥か遠くへ飛び去った彼女が求めた世界が見たい
11
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うすべに
さわやかな風にささやく 今はまだみどりやさしい初夏の葉ざくら
8
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ななかまど
夜あけ前ホトトギス鳴く一声に耳いち早く目覚めておりぬ
13
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まほろ
引越しの荷物に埋もれて見る夢のまっしろなこと、まっさらなこと
7
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ななかまど
恋しいと思いの丈を闇にむけ朝まだ来ぬに鳴く時鳥
15
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茂作
嫌なこと忘れたき日は畑に行き 土を弄りて暫し過ごさん
11
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横井 信
ヒナゲシの花にふわりと逃げられる紋白蝶の夏の旅立ち
10
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へし切
老いぬれば孫の笑まひに生かされて 一夜の夢の心地こそせめ
12
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ななかまど
紫の花弁頭に頂いて田植え盛りに咲く花菖蒲
15
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久迷仙人
桑の實を鳥と分け合ふ散歩道 夏立つころの相模野の朝
10
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かを3
帰り道解体される家のあり思い出一つ消えゆく途中
7
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うすべに
うたたねの今は昔のなつかしさ 袖のかおりに満たされる街
10
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舞
リラ冷えの花の色香のしめやかな恋のあるべきサッポロの街
9
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横井 信
ひまわりは五月の空の晴れ間へとそっと芽を出す小さな双葉
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