艸介のお気に入りの歌一覧
恣翁
小雪に 水垢離の音 寒々と 木菟の耳にも響きたるらむ
16
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KEN
蒼穹にくしゃみのひとつ白くふく 雲と昇らづ霜と降らづの
12
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茂作
少しづつ街の紅葉もはじまりて 遠廻りする秋のこのごろ
15
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音蔵 雅秀
もみじ葉を 仰ぎて見れば 陽に透けて 黄も赤もみな 更に美し
8
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舞
火の酒を干したグラスにもがり笛聞こえて哀し人偲ぶ酒
9
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芳立
さてもまた冬を越えなむうつし世にめぐりてたれも常ならなくに
4
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へし切
さざんかの花は咲き初め冬立ちぬ さかりの秋は惑ひ行きけり
14
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横井 信
雨を待つ秋の畑の色あせた枯れた苗木をやさしく摘む
16
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茂作
奧飛騨の宿の軒端の唐辛子 赤に染まりて紅葉誘ひぬ
17
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へし切
秋暮れて枯れゆく小野の浅茅には君をしのぶの草ぞおひける
14
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ななかまど
猫おもう吾の地軸は変わらぬが猫の地軸は猫のままなり
15
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呼吸
何事も影芝居になるくらしにて夜の深まりようといったら
6
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滝川昌之
駆け足で過ぎていきそな秋だから釣瓶落とさぬ蓋をしておく
17
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詠み人知らず
夕焼けに 寄り添い歩く 二人連れ 影は薄まり 溶ける繋ぐ手
8
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音蔵 雅秀
冷へ冷へと 月光照らす 雪の道 吐く息白く 口笛の澄む
6
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L.C
秋桜差し交ふべからず猩々木 のちのあしたは侘び寝わりなし
5
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舞
荒れ果てた花壇一輪秋の花せめて陽よ降れ木枯らしの間に
13
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よひら
穏やかな滝の流れる音になりいつの間にやら秋の水かな
6
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よひら
皆だまり足湯につかるだけなれどなぜか一つの生命となる
6
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恣翁
古びぬる大社造りの神殿と舞台 篝に揺らめけるかも
10
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