詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夏恋
悩みとか苦しみだとか今までがどれだけ平和ボケであったか
9
もっと見る
ななかまど
あれこれと野菜談議をせし人が逝ってしまいぬ種を託して
13
もっと見る
うすべに
山風のひと息ごとに誘われて 散る花しぐれ谷の瀬とじる
14
もっと見る
翠燕
無理押して 人と足並み 揃はずも 人の数だけ 進む道あり
16
もっと見る
名鈴
深く固く 信を致せば 嘲られ 石投げられど 切支丹清し
8
もっと見る
夏深
満開に雪降り止まず悲しみを帯びていたこの春を忘れじ
15
もっと見る
源 漫
塵の世を生きづらくとも死にがたしただ自らの命にくまむ
5
もっと見る
ななかまど
かたかごは裾そりあげて踊るなり三毳の山の春のプリマよ
8
もっと見る
うすべに
花冷えにさくらも街も沈むけど 西は明るいうすべにの雲
9
もっと見る
横井 信
菜の花の揺れる小川の春をのせそっと流した若葉の小舟
8
もっと見る
萱斎院
花咲けどつねならば訪ふ人たえて 春のしぐれの色ぞかなしき
9
もっと見る
ななかまど
亡き母が手を振りくれし病窓を訪ねてみよう桜さく日に
17
もっと見る
滝川昌之
壁あての一人遊びのボール逸れ拾ってくれた君は友達
15
もっと見る
荒野のペンギン
何を見て 何を信じて どう生きる 試されている 弥生三月
11
もっと見る
蔓葵
こころなき風のよそなる糸桜ほころびわたる春ぞさびしき
10
もっと見る
秋日好
緋扇が覆い被さる雪片の嵐の春にふと顔もたげる
5
もっと見る
横井 信
春分のやさしい風に流されて蝶はしずかに水面をわたる
8
もっと見る
詠み人知らず
雨ざらし絡み合う糸解けずにどこまで行っても逢えないふたり
3
もっと見る
名鈴
言の葉の 亡ぶるときは 自らも 死に入る姿 目のあたりなり
11
もっと見る
陽炎
もういいかい、まあだだようと母の声十七度めの桜咲けども
11
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[27]