横井 信のお気に入りの歌一覧
萱斎院
ふるさとにつもりし雪を見る人の のちにとばかり忘れはつらむ
10
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へし切
悪知恵の働く者の多かるは 本は制度の不備にあらむや
18
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荒野のペンギン
おん祭り 無事に終えたる 大和路に 鹿の吐く息 白く残れり
9
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可不可
シナモンより肉桂の字が似合ふ 京名物いろどる匣
7
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うすべに
老人の背中にあつまる冬の陽に 掃いてあつめた枯れ葉もひかる
11
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滝川昌之
弱き陽も冬の雀を遊ばせて霜柱など昼に溶かして
19
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里香
初旅の 洗礼受けおり 猛吹雪 手袋マフラー コートにマスク
9
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ななかまど
枝の雪こらえきれずに落ちるたび軒は賑やか雪すずめ宿
15
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つばす
細面の素顔美人が居酒屋に 友との会話もへのへのもへの
5
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青き銀椀
眠気深し冬の厨の窓辺まで陽の来れば外へも誘はるるよ
7
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秋日好
空輸さえウィルス載せて検疫に足止めされるクリスマスリース
10
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音弥
降り積むも降り積もらぬも雪任せスタッドレスの出番はあるか
20
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秋日好
相次いで寡婦となりにし隣家より気付かなかった物音聞こゆ
15
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名鈴
北山の 雪降る様は 聞きしかど 西の海こそ 知らまほしけれ
45
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び わ
遠方の弟からの電話くる元気な声を懐かしく聞き
7
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茂作
散り敷ける朽ち葉彼方此方蹴散らして 枝を貫き吹ける木枯らし
15
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夕夏
べーしっくいんかむおせどつうじないむせんじゃできぬせいさくだんぎ
3
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うすべに
広がった庭の空からさす冬陽 障子にうつる小枝ふるえる
12
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里香
あまりにも 月がさやかで あまりにも つめたい手だった 救急外来
15
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可不可
夏よりも冬がマシとか言ふ奴ほど 冬より夏がマシとか言ひ出す
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