横井 信のお気に入りの歌一覧
千映2
雪兎作った母の若き顔頬紅オレンジほんのり乗せる
7
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可不可
ロマンスとディザスタァと 雪雲の気まぐれまみれ 斜め島国
5
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へし切
夜の闇に眠るを知らず プラントの 息衝く灯火 暮らしの明かり
24
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滝川昌之
気忙しき歳の瀬の街 事故処理の警察官の外套厚く
16
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うすべに
ただ赤い 小雪舞い散る灰色の空のかたすみ さざんかの花
11
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ながさき
妙法の 久遠の友よ 咲き薫れ 幸の凱歌を 蓮華の如く
15
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河のほとり
くれ竹のうき節ごとに住まばやと思ひやらるるみ山辺の里
8
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河のほとり
ちはやぶる神の心と澄むままによろづ代たえぬ清水とぞ見る
7
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河のほとり
世を憂しと思ふにつけてもしづかなる深山の岩の中に住まばや
8
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橘
雪化粧に色直しして年末の景色は古都を美しく変え
12
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ひげじぃ
冬木立、鵯群るる細枝を黒く映して寒月凍てり
19
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葛城
白々と明ける狭庭の面より積りし雪の仄明かり射す
19
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紫草
魚撫ずるように指もてほのぼのときみの背骨に触れる夜あり
15
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名鈴
折につけ 君を思はぬ 日とて無し 月雪花を 見れば更なり
26
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舞
天体の球のたわみの地平へと夕陽は遠く十勝雪原
17
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KEN
冷たくも 心あるかは 降る雪に 枯れ行く花に 單衣を着せぬ
11
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茂作
大和川上る異國の教へには 臣を惑はす毒を含めり
16
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千映2
雪の中六十年の膨らんだ友情乗せた声が届きぬ
7
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うすべに
青空に北風はこぶ白い花 雪国からの友のたよりと
12
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滝川昌之
この年の答え合わせをするように次の手帳に写すあれこれ
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