佐々一竹のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
青蔦の描く曲線伝う旅 何処へ行き着く18切符
8
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やすむ
温かいソーダを嘗めてできるだけリアルに自分の葬式探す
3
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まるたまる
桃の実の大きくはみ出た絵てがみの匂うばかりの夏の挨拶
12
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田中ましろ
諦めることが上手になりそっとオトナ迷路の扉は開く
10
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リンダ
蝉時雨 都会の空虚を埋めるよう日差しに負けぬ音を奏でる
3
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浅草大将
君がため心つくしのもじの関ふみ破られて跡さへもなし
13
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たんぽぽすずめ。
この我も硝子の殻で包まれた者として見む 大空の穴
4
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螢子
梅雨明けぬまま葉月を迎えたる夜半の虫の音秋の気配して
3
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ムラサキセロリ
なんだって弾いていますビニールのように私は今、無色です
16
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たんぽぽすずめ。
さよならで両手を振れる水曜を続けて笑い また逢いましょう
3
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紫苑
立ち読みの短歌誌のうちに知り人の詠見つけるはいとなつかしき
5
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竹本未來
君のその真っ白なシャツをカンバスにマーブリングをしてやりましょう
9
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紫苑
赤く乾く痩せた大地を耕しつめぐみ祈れるシチリアのひと
7
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栞
読みかけの小説にそっと挟まれた栞くらいは役に立ちたい
15
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四季野 遊
累々と街灯残る黎明の首都高速は夢間をめぐる
4
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虹雲
渚から星空散歩へ飛び立てた酔いどれ仲間よ忘れじの日々
7
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詠み人知らず
浮世にて 不快指数は100になり 鞄の中の詩集に潜る
22
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山本克夫
きらきらとかがやく嘘にかこまれて今宵わたしはやさしくねむる
15
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メイ美
足元に新宿御苑の海沈み空に無数の赤い点滅
1
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田中ましろ
散ることを恐れぬ花の美しさあした晴れたら海へ行きたい
11
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