詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
時止めて君待つ夜の遠き日の花火の色の鮮やかなまま
10
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芳立
音すれば夏の稲葉はむかしよりあなたへ風の路をかたどる
9
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恣翁
此処に倒れ 埋もれし人を知らざりて な行き過ぎそ 合掌すべし
18
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林林
大切な人が病んでる苦しくて愛は病を超えぬものかは
28
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林林
病院に涙の部屋があると良い一人で流す涙のための
21
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真如
白駒の 池の面過ぐる 通り雨 露のきらめき 苔に残して
7
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まあさ
眠れない 夜に翁は 避難所で 被災地の今を 綴り続ける
9
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滝川昌之
沖をゆく漁船に昇る雲の峰 追い飛ぶ鳥が紛れるあたり
23
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千映
月見草一夜の命燃え尽きて抜け殻だけの花弁が残る
17
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石川順一
クラフトのモッツァレッラのチーズなりトースト美味く引き立てている
10
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へし切
慰霊碑に刻む祈りの悲しみを僕らは永久に忘れてはならぬ
25
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ゐわむら
ひぐらしの命も尽きた午後十時 祭り囃子の遠のいていく
12
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秋日好
右手首握ってくれるひとを待つ海峡の風抜ける庭園
15
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秋日好
七つ川仏舎利塔に護られて健やかにあれ舟入観音
16
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ながさき
あきらめの 心を排し 闘争す 不戦の誓ひ 世界に響け
25
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まあさ
太陽は輝いている これからも「夾竹桃のうた」歌い継ぐ
16
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灰色猫
慟哭の焼かれた喉を掻きむしる爪は剥がれて眼は垂れて
15
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灰色猫
焔街に埋もれた母を覚まさんと蛆に喰われる母を揺すぶる
13
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灰色猫
幾万の呻きし声が息絶えて嘲る如く黒き驟雨は
26
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恣翁
悪しき日の 雨の宿りの饑きを 長々しき夜 火取り蛾も寝ぬ
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