都詩のお気に入りの歌一覧
車男
「危ない」と日に五度は言う介護士に脳性麻痺はしるく強張る
16
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車男
呼び止めしビジネスマンはスマホにてエレベータを探しくれたり
15
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恣翁
丈高き少女は夏を匂はせて 向日葵のごと窓辺に立てり
40
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falcon
手のひらでレモンバームをひとたたき紅茶に浮かべて梅雨明けを待つ
25
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聴雨
墨の香をほのかに纏ふ筆とりてゆく六月の風をしたたむ
26
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すばる
日焼けした肌がヒリヒリ痛むから今日の二人は微妙な距離感
18
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美津村
肩を抱き並びて歩みしこともなく二人老いたり海を見てゐる
29
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もぉりもり
この部屋に雨のにおいを置いてった男がひらく傘は重たい
9
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シュンイチ
花かごにあるだけ愛を詰め込んでさよなら僕の好きだったひと
26
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みなま
二回目の入院前夜 口数の減りし夫に いよかんを剥く
34
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豆田うずら
きみの言う 言葉の意味を 知りたくて 埃をはらった 赤いろの辞書
12
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車男
木漏れ日が廊下に流れ込む朝 早出職員小走りに過ぐ
9
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紫苑
「NHK短歌」末よりひらき戻しつるこの人もまた採られざりしか
13
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藍鼠
ありふれた愛の言葉をとりかはしとるにたりない恋をしている
3
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あき
オッケーをもらってないし誘ってもないけどすでに服は決めてる
32
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南美帆
川沿いを手繋ぎ歩く昼下がり二時間後には母に戻ろう
65
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すばる
力強い入道雲に背を押され少女の夏は走り始める
27
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檸檬
大声で笑い崩れるテーブルの隣で一人夕暮れを見る
14
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車男
寂しさは人と居るとき思うこと 独りのときは何かに夢中
4
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車男
その場所に欠かせぬ言葉探し当て小躍りするは吾のみならん
13
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