名鈴のお気に入りの歌一覧
KEN
冬枯れの 槻木の箒で 闇を履く 魔女飛びまはり 星冴えるかな
12
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横井 信
北風に奥歯をそっと噛みしめた静かな朝に足場を探す
12
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恣翁
軒に干す大根の葉の 乾きぬる音ぞ 夕べに紙揉むごとき
16
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行宮偏(仮之名)
道端でそぼ降る雨を浴びていたあの子供たち靴を履いたか
10
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行宮偏(仮之名)
寂とした空間をただ一心に先へ先へと 残雪の原
21
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行宮偏(仮之名)
たきつ瀬の疾かるあしはビアンキの背を追うあとのつくるトレイン
8
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みなま
昨日まで風の通りにいた猫が抱いてくれろと寄り来る夕べ
12
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松本直哉
うつし世のほとりにいこふ水鳥の羽交ひにあはき冬の日の照る
6
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コタロー
冬日射す神社の石の鳥居には太き注連繩凛とし下がる
10
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コタロー
樹々の葉に鳥の囀り美しき姿も愛し四十雀なり
11
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コタロー
散歩中トイプードルは蹈ん張つて綱を引かせず匂ひに夢中
8
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源 漫
冬の野に彩へるきのこ手折るにも忍びねどつと犬に食はれつ
3
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滝川昌之
良く晴れた冬日に下弦を過ぎた月 散り急く銀杏並木の上に
17
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詠み人知らず
詳しくはお手紙するねと言いつつもなかなか書けずラインで言い訳
12
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ななかまど
真実は結果の先にころがりて今も昔も視えがたくある
9
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うすべに
色淡く 障子にゆれる水の影 真紅に染まるもみじ映して
8
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横井 信
川越しにほのかにともる街の灯に温もり求め渡る木枯らし
14
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へし切
サザンカのつぎつぎ咲きて散りいそぐ紅き莟のふふむ冬の日
15
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KEN
オリオンを かすめ流れる 雲が云ふ 僕はうたかた 君はまぼろし
8
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灰色猫
数センチほどのタナゴ釣りへゆく指揮棒みたいな釣り竿もって
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