葡萄のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
燃え出づる朝焼けに胸焦がす我の後ろで誰か死んでいる今
3
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浅草大将
届かざるひかりもあれと星ぼしのかなたのぞめば天界は闇
20
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紫苑
シエスタが慣らひの地にも休みえぬ旅人ひとり影曳きてゆく
13
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光源氏
いくたびも深き契りを願ふれど夢ばかりなる君が玉梓
9
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もなca
吾の中に君のことばが満ちてくる鏡にうつる紅いくちびる
17
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もなca
歌詠みは心の闇のその淵で思いの丈をひたすら紡ぐ
20
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善田真琴
万象に等しく落つる雨音を優しき春の調べとぞ聴く
2
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芳立
あかねさす昼から君のくちびると耳を思へるほどに真面目だ
12
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芳立
もてあます有機のわれはにはたづみながれるヘッドライトの川辺
8
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住川幸
光なき車窓に銀河を重ね見て遠くへ連れて行ってと思う
24
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住川幸
重力に開放される夢の中(ただし敵にも羽はあります)
7
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紫苑
君の抱くイデアはおぼろ春雨の調べはため息にからみつつ
4
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光源氏
あふさかのいまだやすらふはるのよのよすがをしのぶうぐひすのこゑ
15
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浅草大将
春雨もまたふる里のくろ土のひときはうるふ弥生なるかな
19
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善田真琴
御簾越しに轟き渡る鳴神もいざ斬り捨てむ降りてみよかし
3
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光源氏
はるかぜにつれなくすぐすうきどりのまだみぬゆめをながすしらなみ
11
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光源氏
よのつねをおもへどみちにまどひたりひとなればこそひとぞこひしき
18
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紫苑
ぬばたまの黒歴史かはくずの葉のうらみも深き着信履歴
14
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紫苑
流されてこそ辿り着く腕なれ町の孤島に黄の灯の待つ
6
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光源氏
玉かづら絶えぬ今宵のいとなみをなどうとましきものと思すや
8
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