千映のお気に入りの歌一覧
裕二
祖母の背にかすかにくゆるあたたかな年月重ねた線香の匂い
12
もっと見る
詠み人知らず
外は雨なすこともなく山形のサクランボの枝舌で結びぬ
17
もっと見る
Chico
「とりあえず、七回迄はやりましょう。」そんな感じの草野球かな。
9
もっと見る
あまおう
ぷっくらと 蚊に刺されてる 僕の頬 さわらないでね きれいな指で
24
もっと見る
舞
さみだれに花占すれば紫陽花の色はうつろう思いはつのる
18
もっと見る
潮月繁樹
軒先の照る坊はずし笹竹に園児ら今はなに願うなり
27
もっと見る
詠み人知らず
肉じゃがの肉はないけど好きだよね 可愛いひとの 貧しい料理
15
もっと見る
ミミンガ
ごめんねえ 苦しかったね 家中の 植物の葉の 埃を拭いた
15
もっと見る
コーヤ
合歓の花筆の毛のよな長おしべ風にそよがせ涼しくみせて
12
もっと見る
祐鈴
メイドインチャイナと書かれた日の丸を百均で二秒見つめてしまう。
17
もっと見る
夢月
愛の糸結えぬ我が身の寂しさよ悔いても虚しき 紫陽花に雨
15
もっと見る
林林
荒波に漕ぎ出す船の揺れ揺れて綱と網とをぐぐつと牽いて
15
もっと見る
Chico
なんでだろう たった三十一文字で泣かされている 泣くよ うたのわ
20
もっと見る
矢車菊
幾千の言葉のように降る雨はきみの心をさがしています
15
もっと見る
松本直哉
はにかみて母の裳裾に隠れしが片目をみせてわらふをさなご
17
もっと見る
詠み人知らず
トンネルをいくども通る線路なり窓の鏡に君と僕とが
17
もっと見る
舞
何かしら皆傷押さえ今日明日をひたすら歩む一歩一歩と
17
もっと見る
林林
梅ジャムの囁きよどうかそのままで 怒鳴らぬように 消えないように
13
もっと見る
裕二
真夜中にテールランプがこの街の赤血球のごとく流れり
15
もっと見る
林林
お互いの心の傷を隠す如 言い争ったり はしゃぎ合ったり
13
もっと見る
[1]
<<
599
|
600
|
601
|
602
|
603
|
604
|
605
|
606
|
607
|
608
|
609
>>
[624]