詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
晴れやかな着物姿にほれぼれと見やる写真は巣立つ姪の子の
12
もっと見る
滝川昌之
まだやっと成人式は登山口 難所急所はその先にある
25
もっと見る
幸子
山に満つる花の光のあふれ出で犠牲なき世を成すにやあらむ
20
もっと見る
リクシアナ
ピアスホール二つ休ませ二十歳の子晴れ着の華は都会の恋か
17
もっと見る
河のほとり
ただ夢の覚むるかの世をまつ風になほ冴えまさる水の上の月
10
もっと見る
ななかまど
ねずみの子賀状となりて華やぐもこれが最後と手書きの寂し
15
もっと見る
蔓葵
白雪のいたらぬ里にすみながら我が身ひとつぞふりまさりゆく
9
もっと見る
リクシアナ
学籍も僅かとなりて油彩画の海馬にかおる冬のアトリエ
17
もっと見る
リクシアナ
背にあかき母たる罪の十字架を負う身にあまる冬の月影
16
もっと見る
千映
七十路も過ぎてこの世のあれこれを知りてこころの襞と愉しむ
10
もっと見る
へし切
お互いに遠く離れて暮らしても 孫がつなげる 親子の絆
21
もっと見る
ななかまど
北風やなだめて終わる夕まぐれ歩きたりなき吾歩数計
15
もっと見る
へし切
名にし負ふ 花ぞめでたき福寿草の 君のしあわせ 祈る初春
19
もっと見る
林林
うたのわの海に潜ればあたたかく痛みも凝りもしゅわしゅわ溶ける
12
もっと見る
名鈴
思ふ様に 万巻の書を 取り見らるる 平らかなる世ぞ 有り難きかな
16
もっと見る
滝川昌之
鍵穴が墳墓の形に見えるから亡父の机の開けぬ引き出し
21
もっと見る
うすべに
七草に 間に合ったなと雪化粧 得意な顔で愛宕山迫る
12
もっと見る
横井 信
細やかにこころを配るひと言にやさしく外すコートのボタン
9
もっと見る
KEN
雪の燈に 瀬音ばかりが 浮かぶかな 逝きたき程に 更けゆく闇に
10
もっと見る
inosann
富士を背に義母、妻、娘と収まりて真に血筋は受け継がれるる
14
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[15]