千映のお気に入りの歌一覧
恣翁
しんしんと 重力のみの支配せし闇 脈づきて 水平線見ゆ
20
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片井俊二
水面映す観光バスを追うようにさざなみたてて夏をゆく風
7
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矢車菊
届かない思いでもいい手花火のきみの火ひとつわけてください
19
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Aida
寄りかかる相手のいない独り身が恋い慕いたる列車の端席
12
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コーヤ
にじみ出る光の玉が頬つたい汗だくだくの夏のウオーク
9
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白井浮雲
人並みの幸せって何だろう わからないまま年を重ねる
13
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へし切
なかなかに生かされ生きる人の世をそのよしをも知らず生きてみむ
27
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秋日好
咲き誇る数多の花のその中で今一番はどれなのだろう
10
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秋日好
昨冬に耕し肥入れ植え付けた花壇が花に埋まる仕合せ
18
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舞
暗きより妻造りたる弁当を鞄に抱きいざいくさ場へ
2
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ミツ子
「恋人によく作るんだ」はにかんで出されたパスタちくしょう美味い
3
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潮月繁樹
苦甘の庭のピーマン捥ぎ取りて口に頬張る青椒肉絲
7
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舞
暗きより妻造りたる弁当を鞄に抱きいざいくさ場へ
10
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詠み人知らず
遠景にぽつぽつ見える幸福を 写真に収め 絶望を知る
14
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矢車菊
埋もれていたあのひとのうたに出会う夜あしたもいい日になりますように
21
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恣翁
別荘の窓の閾に腰下ろし 陽の射す脛毛を眺むるばかり
12
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松本直哉
姿見にすがたうつして夏ゆかたくるりまはれば花咲くごとく
15
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もなca
梅雨明けと報道されてしかたなく猛暑の日々に付き合ってゆく
14
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工藤吉生
「ムリ」という二文字に散った弟の恋にひとつの尊厳はある
10
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りゅう たいせい
若き日に 苦手で避けた あの人に 会ってみたいと 思う夏の日
12
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