吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
松本直哉
野分あとふりさけみればあまの原くものかたちのあきにちかづく
6
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ながさき
人の世の 無常を知れば 残された 道はひとすじ 信念の道
13
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詠み人知らず
月照らす草の間に鳴く蟋蟀のリズム奏でる夜の秋風
12
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滝川昌之
旧友が帰った後は花火殻 集めるように戻すアルバム
22
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さえね
行かざりし道のはたてはかぎりなく霞みておりぬ この道を行く
11
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さえね
水をすくひ指より落ちるその水の行方のごとき捨てた人生
7
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萱斎院
うすぎぬに思ひつつみぬ空蝉の 無常に添ひゐる送り火の宵
9
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夢士
水無月になりてうたのわ眺め居るうた読みすれど詠むこと久し
14
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夢士
うたのわを離れ早くも四ヶ月残暑となりて虫の声を聞く
15
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舞
青空が不思議なくらい澄んでたと十の少女の瞳の記憶
7
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秋日好
雛鳥は羽震わせて母親が口移しするその瞬間まで
12
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恣翁
昼間より降り続きたる 初秋の雨に 息嚥む怪談噺
17
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夕夏
かざみどりなにいおうがくるくるとあさゆうなぎごあっちむいてほい
2
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横井 信
食卓のいつもと同じ椅子だけどずっと働く休みの時期
13
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詠み人知らず
夕庭の線香花火燃え尽きし帰りゆく子等の愛しき笑顔
16
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へし切
僕たちは二度としませぬ戦争は散華にならふ哀しき平和
18
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KEN
わだつみの 魂の叫びの如響く はちがつじいふご 南風唸る朝
12
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恣翁
解れ毛を気にして 撫づる襟足の化粧の匂ひ 立ち迷ふかも
15
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松本直哉
風をいたみなびきみだるる草の葉の寝乱れ髪のまなかひにたつ
6
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コタロー
一歩づつ前へ進んで敵陣へと金となるを夢見てをりぬ
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