御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
飛和
ストールを重ねて巻けば秋薔薇の仲間に入っていけそうな朝
9
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あゆか
恋を呼ぶ琉球ガラス紅に秘めたる強さ知っているかい
5
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凌霄花
茜さす吉備の山際雲流れ幾千年を巡る秋風
12
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舞
静やかに酒酌み見れば 我れのみの ものと思わす月はさやかに
9
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灰色猫
若かりし父手繰りたる淡海の古き写真の白帆まぶしき
9
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茂作
熟れきれぬ青き林檎の香を留め 別れし君は大人となるや
10
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横井 信
色のない夢の中にはひっそりと真夜中に降る秋雨の音
10
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滝川昌之
雨冷えに落ちるばかりの金木犀匂い忘れて秋を深める
14
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草木藍
稲架掛の並ぶ刈り田に風吹けば深まる秋の音の聞こゆる
6
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茂作
花惜しむ心もいまだ消えならで 紅葉始まるきょうの朝寒
13
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ななかまど
透き通る風さわやかに実をすすぐ黄金の鎌を誇る稲の穂
11
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凌霄花
時雨来て狭庭に秋を引き寄せし四季咲きの薔薇の馨り微かに
10
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舞
ベビーカー 乗るより母と手を繋ぎ歩くが嬉し ヨチヨチ語りつ
7
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なりあきら
今はもう 青葉も枯れた 桜木に 花の名残を 想う秋かな
5
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ななかまど
鮭嵐侵略したる川土手の葛波の葉を裏がえしおり
10
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横井 信
秋なのに汗が流れる真昼間のひかり溢れる棚田の稲穂
8
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うすべに
夕焼けに淡くいろづく柿の実の 頬に余韻の古寺の鐘
5
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うすべに
風見鶏 むかしの景色をなつかしむビルの隙間に海のかがやき
5
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水中あやめ
忘れ草摘むべき方はあやにくに今は頼めぬ人のみぞ知る
3
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シダ
秋風を遮る窓の硝子には宵の早きぞさやかに見ゆる
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