KENのお気に入りの歌一覧
へし切
めぐり逢ふ理由も知らずに 泡沫の憂き身も今や 睦ましきかな
15
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滝川昌之
気の強い実母が認めた我妻に尻をたたかれ目指す定年
15
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うすべに
ラジオからあなたの歌としのびあし 海のかおりの夏がまた来る
12
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恣翁
庇から滴り落つる雨垂れぞ 釣り忍の葉を頻りに叩く
12
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波端
誇りかに氣高く白くえごの木の花ひと知れず咲きにけるかも
9
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御宿川蝉
夏立ちし 有明の空の滿月に 南風に乘り來る雲の過ぎゆく
14
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茂作
二人には一つの傘の小さくて ともに恥ぢらふ驛までの道
13
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ななかまど
チャオチュール好物なれどわが子にと気づかう猫よ竹林に秋
14
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さいおん
此宵尓 寝待之月者 低出而 須臾将照 此朧月
13
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横井 信
マンションの垣根に混じる卯ノ花に白くはじける夏めくひかり
12
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杜鵑草
褐色のLagerに浮かぶ父の影つひに麒麟は現はれざりき
8
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ながさき
ゆく春を 惜しむか山の ホトトギス 今年限りの いちはつの花
14
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舞
見える雨傘に音聞き濡れもせず見えぬ雨降る人の内には
8
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へし切
いつはりのなき世なりせば いかばかり ひとの情けの嬉しからまし
14
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滝川昌之
冠雪が徐々に融けゆく夏富士の五月はプリンのカラメルくらい
19
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うすべに
ゆく春を惜しむ間もなくうつろって みどりにそまる小径のひかり
10
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茂作
昔せしをさな遊びをなつかしみ 道に繪を畫く子を見つるかな
13
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のぶ
今日ちょっと落ち込みやすい原因はきっと昼寝をしてないからだ
3
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御宿川蝉
赤と組合旗が 菖蒲の風はらみ 騷亂とした時代もありしが
12
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ななかまど
注射打ち小康を得た老猫はため息ひとつして眠りおり
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