葡萄のお気に入りの歌一覧
falcon
着ふるしのティシャツ絞り車拭き輝き見るひと日曜の午後
18
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詠み人知らず
さみどりを 無邪気にはじく 雨音に 急ぐ季節も しばし佇む
30
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浅草大将
遅ざくら今かと尋ねきそ路にもはやはつ夏の風越しのみね
18
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風蘭
優しさを忘れ物した時ばかり見つけて届けに来てくれる人
23
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紫苑
しなだるる思ひとどめて地に染まず木香薔薇のしろき花房
18
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浅草大将
あまとぶや軽く線路をフライング・スコッツマンは響かせてゆく
9
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善田真琴
静寂の夜にはぷつりと網膜で細胞密かに剥がるる音す
2
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善田真琴
月没し日出づるまでの須臾の間に微睡む神々我寝ずの番
2
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あき
頑丈な雨の格子に閉ざされてちいさなものが囚われている
22
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もなca
折れそうな心に灯る鮮やかさ 黙って揺れる花はやさしい
11
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紫苑
紺青のうちにいちりん白かるを異ざまにいふ人のかなしき
11
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浅草大将
雨に洗ふ八重の桜の春ごろもみどり一重を明日は干すらし
13
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浅草大将
梅さくらさては山吹ちりはてて花なくゆくが春のさだめか
10
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falcon
空の木の立つ下町はつつましき板屋の軒に寄する藤波
17
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七色コイン
歳をとり老いぼれた我描いたら ただ貧乏の詩人であった
11
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七色コイン
おいクーよ、お前は長女なんだぞう 猫に言っても分かりゃしないか
11
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詠み人知らず
ほどかれて 広がる絹の 帯のごと 色香漂ふ 芝桜の海
21
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
68
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falcon
花を掃く巫女の袴にさらに散る名残の花のあとのはかなき
16
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falcon
いつになくパン焼く朝に鳥の歌のせてかをれる風のいろ濃き
10
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